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春と同じく早慶両校の優勝を賭けた大一番。斎藤福井優大石のドラフト直後ということも手伝ってか、レフト側外野の一部以外はほぼ満員で、秋の早慶戦としては近年稀に見る大入りでした。自分は11時前に到着したのですが、当然のようにデルタ地帯に回されることに。
先発は慶應が竹内大、早稲田が斎藤も、試合開始の余韻覚めやらぬ間に均衡が破れました。先頭の渕上が斎藤から放った打球は早稲田の外野応援台を襲い、ライナーでスタンドに突き刺さる先頭打者ホームラン！さらに慶應は2安打と四球で2死満塁とするも、ここは斎藤が際どいタイミングの遊ゴロに抑えて1点止まり。
斎藤は初回こそ不安定でしたが2回以降は立ち直り、2〜5回までゼロ行進。突然球が高く浮き始めて制球を乱すことも無く、今季の先発の中では相当に出来が良いように見えました。しかし6回、青山に3塁線を破られる2塁打を打たれると、続く高尾康にセンター前タイムリーを浴び2点差に。結局7回を2失点で降板となりました。2番手には大石が登板し、走者は出したものの後続を絶って2回無失点。
一方の竹内大は安打と四球でしばしばランナーは出すものの、早稲田打線に得点圏での一本が出る気配がまるで無く、長打も斎藤自ら放った2塁打のみで、結局3塁も踏めないまま。竹内大が降板した後の福谷からも点が奪えず、結局2-0で慶應が完封リレー。優勝の行方は明日以降に持ち越されました。