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そして夜の部。バレンティンが56号に王手をかけ、藤浪が先発、さらに明日の天候不安もあってかチケットはあっさり完売。事前に外野自由を確保していたものの、案の定最上段での立ち見となりました。それにしても昼に澤田で夜に藤浪とは実に贅沢な1日です。
試合は中盤まで両チーム無得点。木谷から度々ヒットを放ちチャンスを作る阪神に対して、ヤクルトは藤浪に抑えこまれ、ようやく4回2死からバレンティン・ユウイチの連打で得た1・2塁のチャンスも相川二ゴロで無得点と、阪神が押し気味に試合を進めます。
そして6回の阪神の攻撃。2死からマートンが左中間を破る2ベースで出塁、続く福留は緩いゴロながらショートの横を抜け、マートンは敢然とホームに突入…も前進守備の上田からの返球が余裕で間に合いアウト。しかしマートンのタックルに相川が激昂して掴みかかり、たちまち乱闘が発生。マートンと相川が退場処分となりました。
その裏のヤクルトの攻撃は1死から三輪がライト前で出塁、盗塁と暴投で3塁に進みようやくのチャンス。川端の遊ゴロの間に生還し、待望の先取点を挙げます。7回にも1死1塁から藤浪の牽制悪送球の間に西田が一気に3塁に進み、森岡が見事スクイズを決めて追加点！
ヤクルトが2点をリードしたことで9回裏の攻撃が無くなる可能性が高くなり、8回のうちにバレンティンに打順が回るには2人の出塁が必要に。しかし代打宮本が内野安打、三輪が四球、川端もゲッツーを回避して、2死1・2塁と最高の場面で打席が回ってきました。マウンドには3番手の渡辺。今日ここまで空振り三振・ライト前・三飛で迎えた第4打席に期待が集まりましたが、渡辺が初球を何と暴投。走者が進塁したことで1塁が空き、仕方ありませんがバレンティンは歩かされることに。場内一面からブーイングも起こりましたがこれも仕方ありません。次のユウイチを投ゴロ本塁封殺に打ち取り、結果的に満塁策は功を奏する形になりました。
2点を追う阪神最後の攻撃も石山の前に福留右飛新井良三ゴ、そして代打桧山も右飛でゲームセット。ヤクルトが連敗を止め、バレンティンの56号も明日に持ち越しとなりました。