オールスターゲーム in 南魚沼

今回の舞台となる大原運動公園野球場は両翼100m中堅122mとサイズは立派なものの、収容人数は3000人ほどと、過去2回の開催に比べると小規模。席もネット裏は既に完売していたため、東大が含まれる3塁側の芝生席へ。芝生といっても本物ではなくアンツーカー状でしたが、腰を下ろしてまずは腹ごしらえ。越後湯沢で包んでもらった 爆弾おにぎり を丸かじり、気分はまるで小学校の遠足です。
 
そして開式セレモニー。南魚沼市歌の斉唱・花束贈呈・市長挨拶などを経て、明治出身・プロでも主にコーチとして長く活躍された土屋弘光さんによる始球式。打者として対するのは明治の高橋主将、日本文理がこの時点でまだ甲子園で勝ち残っていたこともあり、一段と大きな拍手で迎えられました。
  
試合は先攻のTeam Mt.巻機(早明東)が竹内諒、後攻のTeam Mt,八海(慶立法)が石田の先発で開始。初回巻機は1死から糸原が2ベースも、中村武藤連続三振。その裏八海も1死から佐藤旭がライト前も、岡部の右飛で飛び出し、ボールが有井から武藤に渡って併殺と双方無得点。そして2回の巻機、1死1塁から山本がセンター前でチャンスを広げると、続く有井もライト前!2塁走者の菅野が本塁を突くも、好返球でタッチアウト…。先制のチャンスを逃します。その裏1死1・3塁のピンチも、ここは竹内諒が踏ん張り無失点。
両先発はともに2イニング投げた後、いつも通り1人1イニングの継投モードに。八海2番手の加藤はひたすら直球で押し最速151km/hをマークすると、巻機3番手の有原も負けじと最速152km/h!ともに3人で片付けます。
巻機に再度のチャンスが巡ってきたのは4回。先頭の武藤が右中間を破る2ベース、1死から小野田がセカンドのエラーで出て1死1・3塁。ここで先ほど連打の山本・有井に回るも、連続三振で無得点…。
そして5回のマウンドには白砂。最速138km/hをマークしポンポンと2アウトを取るも、安慶名をファーストへの内野安打で出してセットからの投球になると乱れ、小笠原に対し3ボール。ヒヤッとさせましたが、どうにかカウントを戻して最後は三振、無失点で切り抜けました。
5回も終わり、グランド整備の間にスポンサーの紹介。ミズノも協賛に名を連ねており、ファールボールをプレゼントという大盤振る舞いでしたが、殆どの打球が観客席を越え場外に落下していってしまい、終いにはボール目当ての少年が最初から場外で待つというオチがつきました。
ともかく試合も再開し、6回は辰亥。先頭大城の三遊間の当たりに中杉がよく追い付くも、送球が間に合わず内野安打で出してしまうと、暴投で2塁に進まれピンチ。何とか2死まで漕ぎ着けたものの、畔上に3ボールからライト前に運ばれ、バックホームも間に合わず先制を許してしまいます。続く金子にもセンターに大きな当たりを打たれるも、初馬が落ち着いてキャッチしてチェンジ。
最少点差のまま終盤に入り、八海は8回から澤田が登板。8回を僅か6球で片付けると、9回先頭の湯本に対し観客の度肝を抜く超スロ〜ボール〜。湯本を二ゴロ、高橋を三ゴロに仕留め、あと1人となって打席には中杉。ここでまたも71km/h,64km/hと超スローボールを連発し、ファールで追い込むと、最後は140km/hのストレートでズバッと空振り三振、試合終了。自責点ではないものの辰亥の1失点が試合を決定づけ、八海の勝利に終わりました。

試合終了後は恒例の記念撮影に加え、グランドも開放。外野からバックネット方向を眺めた後、電車の時間が迫っていたため帰途へ。無事上りの終電に乗り、水上→高崎→上野と乗り継いで帰宅しました。