オールスターゲーム in 阿南

早速入場すると平日の早い時間帯にもかかわらずネット裏はほぼ満席…。とりあえず外野後方に聳える山々をバックに写真を1枚だけ撮らせてもらった後、3塁側の席へ移動した頃にオープニングセレモニーが始まりました。選手入場から花束贈呈、そして阿南市長による「東京ドームはプロ野球の聖地、神宮は大学野球の聖地、甲子園は高校野球の聖地ですが、ここJAアグリあなんは草野球の聖地を目指します!」という力強いメッセージを経て試合開始。
 

今回は2試合の開催ということで、1イニングの継投が基本だった従来とは異なり、どちらかの試合に複数イニングを投げる展開。チーム・ハモーン(早明立)先発の上原は3イニングを投げるも、チーム・あななん(法慶東)は初回梅野のヒットから横尾が左中間を破るタイムリー2ベース、3回には暴投で2点を挙げます。4回から田村に継投も、先頭の楠田が第1打席のレフト前に続きセンターオーバーの2ベース!さらに6回の第3打席も痛烈なライナーを放つも、河原にジャンピングキャッチされ猛打賞はならず…しかしその打撃を大いに印象付けました。
あななんの先発加藤は2回を無失点、2番手三宮も3回無失点と好投し、6回から満を持して山本俊が登板。丸子左飛、河原センター前も喜入が盗塁を刺し、石井空振り三振、7回は中澤遊飛、渡辺中飛、酒井田三飛で2イニングを無失点。その力を存分に見せつけましたが、惜しむらくは球速表示が無いため最速は不明。東大現役初の150キロは秋のシーズンに持ち越しとなりました。
そのままあななんの2点リードで試合は進み、8回から香川出身の谷川が登板。しかし追いすがるハモーンは1死から重信が四球で出ると盗塁を決め、丸子のライト前タイムリーで1点差。なお2死2塁のピンチで河原に粘られるも、最後は空振り三振!喜入のリードも光りました。谷川は9回も続投、代打攻勢を3人で退けて逃げ切り。僅差のゲームを制し、浜田監督は自身2勝目を挙げました。

試合終了後は30分ほど歩いて桑野駅に向かい、同じく観戦帰りの乗客で大入りとなった1両編成に乗って本日の宿のある阿南に帰還。駅を出てみると、昼に見かけた謎の球体が綺麗な光を放っていました。とは言え駅周辺は寝静まったような雰囲気で、ささやかながら寿司で祝杯を挙げてから就寝。次の日に続きます。