岩手の旅 2日目

朝風呂を浴び、バイキングで朝食をいただいてからこの日の行動開始。いよいよお待ちかねのSL銀河です。いつか乗ろうと思っている間に来春での運行終了が発表されたことで、通路側の席しか取れませんでしたが、それでも乗れたのは本当に幸運でした。黒煙を上げて釜石を発ち、陸中大橋から上有住まではかの有名なオメガループ。長いトンネルを抜けると、先ほど通ってきたばかりの線路が遥か眼下に望めます。ループで名高い清水トンネルといい、勾配を克服するための先人の知恵には驚嘆するばかりですね。
   

そして遠野に到着。ここでの2時間の休憩の間に、昼食はひっつみ定食とどぶろくソフト。あっさり目の味付けのひっつみに対し濃厚などぶろくの風味のコントラストが良い感じでした。
  

車内に戻ってプラネタリウムを鑑賞した後、遠野を出発。沿線には手を振ってくれる人の姿が至る所で見られ、この列車がいかに地元に溶け込んでいるかを実感しました。SLの運行が終了しても、何らかの新しい列車が(できれば遠野での休憩付きで)走り続けてほしいと願うばかりです。そして新花巻で岩手のJR(BRTは除く)完乗を達成し、終点の花巻に到着。
   

皆様の予想通り、花巻で行く場所はただ1つ。星めぐり号というお洒落な名前のバスに乗って野田十文字で下車し、少しばかり歩くと、大谷と菊池のMLBオールスター出場を記念したモニュメント、そして校舎に飾られた垂れ幕を拝むことができました。合格から1年余りが過ぎた大巻の垂れ幕もしっかり残っており、期待の高さを伺わせます。昨秋のオータムフレッシュ、今春のフレッシュトーナメントと着実に出場機会を得ているだけに、次はリーグ戦で結果を残して新しい文言の垂れ幕を掲げてほしいですね!
   

すべての旅の目的を果たし、北上からはやぶさで帰途へ。仙台で車内はほぼ満席になり、着実に日常が戻りつつあることを感じながら帰宅しました。