再び名人戦大盤解説会を見に新橋まで行ってきました。解説は読み方がエフェで出ても面白そうな大内延介九段です。
会場に到着したのは19時頃、ちょうど解説会が始まるところでした。今回は退社前にasahi.comでまだ紛れのありそうな譜面を確認した後、外部からの情報を断ったまま新橋に向かったのですが、その間に郷田に悪手が出ていたようで、棋譜を並べ終わった時点では既にひっくり返しようの無い大差がついていました。指し手を待つ間に大内九段は名人を獲得することの難しさについて語っていたのですが、かつて勝勢の局面をミスで持将棋にされ、結果九分九厘手中に収めていた名人位を逃した本人からの言葉は非常に説得力がありますね。結局解説会が始まって30分もしないうちに郷田が投了。羽生は持ち時間を1時間以上も余し、まさに完勝で防衛を決めました。
しかし今回の解説会は新橋の他に竹橋・築地・千駄ヶ谷と色々候補がありましたが、その中で新橋にしたのは大正解でした。他の所だと着いた途端か、あるいは到着前に終局ということになりかねなかったわけですし。ともかく予想外の早い時間に解放され、その後はラスク狙いで全国大会を回していましたが、5クレで1回出ただけでした。