何はともあれ早慶戦。勝ち点を取った方が優勝という最高の舞台設定で、球場全体は3年前よりもさらに盛り上がっていたように思いました。
試合は最初の3イニングをパーフェクトと好調な立ち上がりの斎藤に対し、安打・四球で度々得点圏にランナーを進める不安定な竹内大の投げ合い。しかし先手を取ったのは慶應でした。4回、湯本のヒットを足がかりに2死1・3塁とし、高尾康のタイムリーで先制。斎藤はこれで崩れず立ち直りますが、味方打線がチャンスを逸し続け、0行進のまま試合は9回へ。失点した4回以外はしっかり抑えていた斎藤でしたが、またもや湯本の2ベースから、伊藤のタイムリーで大きな1点を追加されてしまいました。なおも1死3塁のピンチでしたが、ここは後続を断ち2失点止まり。
2点を追う最終回、早稲田は代打攻勢。渕上の連続エラーを誘い、渡邉侑のタイムリーで1点差。なおも2死満塁とこの上なく盛り上がる展開でしたが、山田敏の代打・川西が三振で万事休しました。これで慶應が優勝に王手、順位も2位以上が確定。
終わってみれば、残塁の個数が慶應4に対し早稲田が13。慶應にとっては湯本のヒットから得た少ないチャンスを得点に結びつけたことで、この試合をものにしました。一方の斎藤はよく投げたものの、首位打者の渡邉侑がスタメンを外れた打線は薄く、決め手を欠いたのが残念です。


その後は本郷に立ち寄り、五月祭を少し見てから帰宅。同行して下さった方、ありがとうございました。