ほぼ1年半ぶりに陣屋に行ってきました。この日は藤井先生の記念すべき40歳の誕生日。本来ならば2連勝で陣屋に乗り込み、不惑の仲間入りを王座奪取で祝うはずだったのですが、しかし現実は非情でした。逆に2連敗で王手をかけられ、背水の陣で迎えた第3局。
…というわけで、終業後に一路鶴巻温泉へ。新百合ヶ丘→本厚木間をロマンスカーでショートカットした甲斐もあり、夕食休憩中に無事到着。おにぎりとどら焼きを購入して着席、ほどなく対局が再開されました。
再開後の羽生王座の1手は▲5九香。約160人中正解者は2人だけという、まさに大穴の手だったようです。これには解説会の会場も大いに盛り上がり。その後対局は長引き、解説の森内九段も気を持たせたコメントをしていましたが、結局再開後は羽生王座が一貫して優位に立っていた印象でした。羽生玉に王手こそ掛けましたがそれ以上のことは何も無く、22時になった直後に藤井九段は投了。19連勝&19連覇の快挙をもって、羽生王座が防衛を決めました。
   
その後は露天風呂に慌しく浸かり、2週間後から始まる竜王戦に思いを馳せつつ帰宅。去年があんなことになっただけに、今年は双方一歩も引かぬ熱戦を期待したいですね。