先発は山本と増渕。左の山本の先発を読んでか、ヤクルトは3番に濱中、4番に畠山を起用してきました。
増渕の立ち上がりは不安定で、いきなり石川に四球、渡辺直が送ってスレッジの当たりはサードとレフトの間にふらっと上がるも、宮本が背面キャッチのナイスプレイ。しかし続く村田ハーパーに連続四球を与え満塁、森本にも2ボールとして押し出しの危機…と思いきや、石川がワンバウンドでこぼれた投球に反応してしまいました。敢え無く挟まれてチェンジ、好機を逸し無得点。
一方の山本は中4日での先発。1回はピシッと三者凡退、神宮大会優勝投手にはやはり神宮のマウンドが似合うなあと感心しながら観ていたのですが、2回に先頭の畠山がライナーでレフトスランドに突き刺さる先制アーチ。3回には2アウト走者無しから田中浩濱中畠山に3連打を浴び失点。4・5回は抑えたものの6回に畠山の2本目のソロ、その後川端のゴロの間にもう1点で、結局6回を4失点で降板。与四死球はゼロと自滅の雰囲気はありませんでしたが被安打10、右打者を並べたヤクルト打線の猛攻をモロに受けた形となりました。
山本が投げているうちに反撃に転じたい横浜打線でしたが、初回のチャンスを逃して以降、増渕の術中に嵌ってしまったようでした。2回から6回まですべて三者凡退で、依然としてノーヒット。そう言えば今日は4月17日、1年前のこの日は… (当時の日記) 。歴史は繰り返してしまうのかと戦々恐々として見つめていましたが、7回にスレッジがセンター前ヒットを放ってホッと一息。点差は昨日と同じ4点、まだまだ分からないという球場内のムードでしたが、ここは増渕が上でした。ハーパーが四球で出て1・2塁としたものの後続が倒れ無得点。
山本降板後の継投においては佐藤が青木へのワンポイントとして出てきて四球を与えて去っていくという星者っぷりを魅せつけたりハミルトンが満塁のピンチを演出したりするも無失点で乗り切りましたが、打線が結局音無し。最後は連投の林昌勇に抑えられ、1安打のみの零封を喫しました。