今年も特急列車の旅に出てきました。前回 が南なら今回は北ということで、レッドアローで秩父に行くことに。駅弁大会で弁当4点を買い込んでから池袋に移動し、さあ小旅行の始まりです。池袋から遠ざかるにつれローカル度が徐々に増していき、入間市のあたりからその傾向はより顕著になり、そして吾野を過ぎる頃には一面の雪景色。都心から1時間強でこれだけの景色の変化が味わえるのは良いですね。
   
この間に平らげた弁当はどれも美味でしたが、個人的な一押しはサーモン押し寿司。サーモンの分厚さに惹かれて衝動的に購入したのですが、味も期待以上でした。程無く西武秩父に到着して下車し、ここが聖地(秩父事件的な意味で)なのかぁと1人感慨に浸りつつ徒歩で秩父鉄道秩父駅に移動。
   
駅に着くなりちょうど良いタイミングで急行がやってきたので乗り込み、目指すは西の終点丹沢恵三…もとい三峰口。閑散とした佇まいで、三崎口と1文字違いで大違い!と一瞬思ったのですが、よく考えたら両方とも辺境の終着駅だし夜遅くに寝過ごして着いた時の絶望度も同じようなものだしで、あまり違いは無いような気がしてきました。とりあえず駅付近を歩いてみると和菓子屋さんを見つけたので、草餅(6個600円)を購入。
   
再度電車に乗り、今度は東方へ。和銅開珎のモニュメントが鎮座する和銅黒谷駅長瀞の渓流を通過し、上長瀞で下車。
  
上長瀞で降りた目的は阿左美冷蔵のカキ氷。冬の寒い時期なら並ばずに入れるだろうという目論見は的中しましたが、それでも店内はかなりの盛況でした。注文したのは生メロンカキ氷。シロップは別添で出てきて、セルフでかけて下さいということだったので、まずはプレーンな氷をいただくことに。第一の食感は「冷たい」というよりは「柔らかい」という印象で、これは驚きでした。これなら頭痛もするはずもなく。シロップも美味で、高く盛られた氷の山があっという間に胃の中に消えていきました。ご馳走さまでした!
  
そして上長瀞の駅に戻り、電車の到着まではまだ間があったので、先に買った草餅をいただくことに。蓬の風味、柔らかい食感、そして決して甘ったるくない餡に大満足。帰宅後に調べて知ったのですが地元で定評があるというのも納得です。美味しいものを存分に食べてすっかり幸せな気分になり、その後は羽生から東武経由で帰宅しました。