山陰山陽の旅 0・1日目

今年も日の長さを十二分に享受すべく旅行に出かけてきました。今回のスタートは横浜からのサンライズ出雲。シングルDXの特権を活かして机で今後の予定を再確認し、さあラウンジへ…と思いきや既に出来上がった集団に占拠されていました。というわけでシャワーを浴びてさっさと就寝。
 
早く寝た甲斐もあり翌日は岡山で起床。間もなく倉敷から伯備線に入り、高梁川に沿って山の中を進みます。分水嶺の上石見を境に川は日野川へと変わり、伯耆大山山陰本線と合流したのを見届けてから支度をして米子で下車。人生初の山陰上陸です。
   
軽く腹ごしらえをした後に境線に乗り換え。列車の発着する0番線は「霊」番線ということで、ホームには妖怪のオブジェ、駅名標には妖怪のイラスト、そして列車は鬼太郎列車。
   
鬼太郎列車に乗り、駅から至近の米子空港も通り過ぎて高松町で下車。単式ホームで1面1線、これぞ地方の無人駅という風情です。
 
雨の中を高松町から20分ほど歩いてパロ境港に到着。鳥取行脚の足跡を残した後、隣の大漁市場なかうらへ。巨大な鬼太郎の石像が出迎えてくれました。ここでのオススメはカニということでかにトロ丼を注文。ねぎトロのような食感にカニの風味が薫り、大変美味しくいただきました。
  
満足したところではまるーぷバスに乗車。かつて法政一や甲府工を相手に甲子園を沸かせた境高校の前を通り過ぎ、境線の終点である境港に到着。
  
折り返しの電車までしばらく時間があったため、まずは駅ビル2階で鳥取の誇る三大漫画家を堪能した後、水木しげるロードを散策。アーケードの奥まったところにある水木しげる記念館にはAEDも備え付けられており、万が一妖怪に取り憑かれてしまってもこれなら安心ですね!
  
時間になったところで駅に戻り、帰りの境線で米子に帰還。来るべきトレイン検定の線結び対策を万全にしたところで、山陰本線に乗り換え荒島で下車。駅を出て歩き始めたまではよかったのですが、ここまで中降りだった雨脚が急に強くなり、水溜りを避けつつ歩道を歩くのも一苦労…。後続車の水跳ねでズボンに多大な被害が生じつつも、這々の体でオートパーラーやすぎに到着。QMAの足跡を残し、旅の最大の目的を達成しました。
  
荒島に戻り、中海を望みながら松江に到着。この頃にはすっかり雨も上がっており、荒島には無かった弐寺とリフレクの行脚をモーリーファンタジーとビバーチで行ってから本日の宿へ。島根和牛・ダルマ(メダイ)・鰻など色とりどりの会食に舌鼓を打ち、すっかり満ち足りたところで就寝。2日目に続きます。