奥大井の旅 2日目

前日早めに就寝したこともあり、コンフェデ杯の試合中に起床。追い上げも及ばず残念な結果になってしまいましたが、それはともかく朝食をいただいて出発、さらに上流を目指します。下の写真は奥泉を出てすぐの泉大橋ですが、橋が水面に見事に反射して、我ながらいい写真が撮れました。

その泉大橋の下をくぐってアプトいちしろに到着。ここから次の長島ダムまでは最大90‰の急勾配のため、アプト式電気機関車の助けを借りて登っていきます。
  
静岡市に入り、閑蔵から20個ものトンネルを抜け井川ダムが見えてくると長い旅もあと少し。そして終点の井川に到着。
   
この井川は平成の大合併以前に既に静岡市だったところ、政令指定都市になったことでさらに葵区の称号も加わりました。かと言って静岡の中心街のように賑やかなわけもなく、とりあえず近くの 井川ダム展示館 を見学。ひと通り回った後にダムカードをいただきました。

帰りの列車まではまだまだ時間があるため、もう少し遠出してみることに。あいにく水量不足で渡し船は休航だったため、歩いて(名所としては駅から一番近そうな)井川大仏を目指したのですが、これが予想外の険しさ。曲がりくねりに加えて起伏に富んだ険しい道を歩くこと40分、ようやく大仏入口の看板が私を出迎えてくれました。それと同時にクマ出没注意の看板も出迎えてくれました…。
    
看板の場所からさらに階段を登って、ようやく大仏に到着。地元の方が個人で建立したとのことで、スケールの大きさと合わせて驚くばかりです。

お賽銭をあげてから来た道を這々の体で戻り、井川駅に帰還。駅前のお食事処で清流もりそば定食をいただきました。そばは井川そばに、天ぷらは山菜ヤマメに名物しいたけ、そして井川茶でほっと一息。ごちそうさまでした!

井川に別れを告げて千頭に戻り、千頭からはSLかわね路号。かつての東海道線の客車がSLに牽引されて下っていくところ、行きでは見落としていた町営球場が視界に。両翼89m中堅93mというサイズでも少年野球で使うには十分で、元気な声が聞こえてきました。
  
沿線の住民に手を振り返すのを楽しみつつも、SLの旅は新金谷で終わり、金谷までの1駅は近鉄特急に乗って帰還。金谷駅の観光案内所は早速富士山の世界遺産登録の祝福モードになっていました。
  
後はそのまま東海道線で帰る…と見せかけ、静岡でこだまに乗り換え。目当ては新富士駅で売っている富士山溶岩焼弁当で、駅弁大会オリックスvsブラジル戦観戦旅行 では食べそびれていたのですが、三度目の正直で入手に成功!目的を果たしたところで三島から再び東海道線に乗り、車内で賞味。冷めており肉も固めでしたが、塩麹の効いた味付けで美味しくいただきました。
  
食べ終えて論文を読んでいるうちにいつの間にか横浜に到着。無事帰宅し、茶畑に囲まれた週末が終わりました。