奥大井の旅 1日目

1年でもっとも昼の長い週末、ちょうど野球のシーズンも一区切りということで旅に出てきました。当初は金曜も休みにして安来詣でを企てていたのですが、サンライズ出雲のあまりの大人気さに断念、結局近場の割に未訪問だった奥大井を目指すことに。キッチリ3260円ずつに収めた連続乗車券を購入しておき、当日無事起床していざ出発。
行きと帰りが同じ経路では面白くないというわけで、東海道線国府津で降りて御殿場線に乗り換え。下曽我を過ぎた辺りで 3年前 に訪れた小田原球場を左手に眺めつつ、徐々に勾配を上げ最高点の御殿場に到着。あさぎりの接続待ちを行った後、今度は下降して沼津へ。
 
沼津からは特に面白くもない(まあ去年も乗りましたし)ロングシート車両に乗り、浜じゃない方の金谷に到着。川根茶のペットボトルを買ってから、大井川本線に乗り換え。
 
列車は大井川に沿って上流へ。川を遡る情景は昨年乗った わたらせ渓谷鐵道 を彷彿とさせますが、今回はさらに茶畑の緑が彩りを添えています。周囲が山がちになり、河原の石も上流の様相を呈してきた辺りで終点の千頭に到着。
   
井川線の終列車に乗り継ぐには若干の時間があり、その間に川根茶の茶葉を買い込んでから井川線の車両へ。しかし金谷の辺りでは快晴だった天気も徐々に曇りがちになり、そして千頭を出発した直後からは激しい雨…。生憎車窓越しとなってしまいましたが、両国橋や両国吊橋、さらには大井川・寸又川・横沢が合流する三叉峡を捉えることができました。そして千頭から30分、この列車の終点である奥泉に到着。着いた頃にはすっかり雨が上がり、晴れ間が覗いていました。
   
時刻は夕方の17時半ですが、井川線の運行は本日これにてすべて終了。まずは駅の近くに取っていた宿にチェックインしてから付近を散策、そしてお風呂→夕食の黄金コース。海沿いの宿で刺身尽くしも捨てがたいですが、山の幸尽くしもまた良いものですね。ご飯は桜エビ入り、そしてお茶はもちろん川根茶と至れり尽くせり。すっかり満足した所で就寝、次の日に続きます。