午前中に所用を済ませてからドームに到着、まずは野球体育博物館へ。この時期恒例の都市対抗展が行われていましたが、今回の個人的目玉はJX-ENEOSの夏秋連覇の偉業を祝した特製エンブレム。この夏も頂点を勝ち取ることで、袖の星を1つ増やしつつこのエンブレムを引き続き着けていってほしいですね。
  
今回は幸運にもバックステージツアーに当選したため、普段は見ることのできない舞台の裏側を見学させていただきました。グラウンドレベル(本来の意味)で眺める練習やらグラウンド整備やら表彰やら試合開始の礼といった風景はスタンド越しとは違った臨場感がありますね。平野と北道は10年連続出場おめでとうございます!
   
ツアーも終わり、第2試合の東邦ガスvsNTT東日本は序盤から投手戦。NTT東日本は5回、先頭の北道が内野安打、岩本のバントもヒットとなって無死1・2塁。梶岡が送ってチャンスを迎えますが、東邦ガス先発の甲斐から蒔野への継投の前に後続断たれ無得点。
0-0のまま終盤に入り、7回の東邦ガスは1死から藤澤・木村の連打で1・3塁。NTT東は先発の高木を下げ大竹が登板も、小野の遊ゴロがゲッツー崩れとなる間に藤澤還り先制。しかしその裏のNTT東、2死から岩本の一発で同点に。
先制した直後に追いつかれた東邦ガスでしたが、直後の8回に先頭の宇津野がレフト線への2ベースで出塁。南が送り1死3塁となった場面で、NTT東は守護神の末永にスイッチ。しかし山本の当たりはライト方向に大きく伸び、フェンス直撃かと思いきや越前がジャンプしてキャッチ!スーパープレーでしたが、しかし犠飛となって東邦ガスが再度勝ち越し。この1点を小椋が守りきり東邦ガスが初戦突破、NTTは東西ともに初戦で姿を消しました。


第3試合は奇しくも 去年の開幕カード と同じJR東日本vs王子製紙改め王子、先発もその時と同じく吉田と山本。1年前は初回4失点、2回途中でKOされた山本でしたが、今回は初回を三者凡退に打ち取る好スタート。2回先頭の松本にバックスクリーンへの特大弾を被弾、3回には2死1塁から外野への打ち取った当たりをレフトが前進しすぎて後逸してしまう不運な3ベースで1点ずつ失いますが、立て直して4回は三者連続三振!結局この2失点だけで最後まで投げきりました。
しかし吉田の調子はそれ以上。球速こそ抑えめなものの三振と凡打の山を築き、8回までに許した走者は田辺の内野安打と青山への死球の2人だけ。完封も視野に入った最終回、しかし王子先頭の伊礼が意地を見せレフト線への2ベース。鴨田の中飛で進塁、荒木は浅い中飛で2死3塁となったところで、なんと吉田を降ろして片山にスイッチ、同時に守備固め。完封を目前にしての継投は意外でしたが、片山は期待通り田辺を遊ゴロに打ち取りゲームセット。完封リレーでJR東日本が好発進となりました。