内房特快が今回のダイヤ改正で2年間の短い生涯を閉じてしまうため、最後のお別れをしに行ってきました。東京を出るとまず錦糸町、その次はいきなり船橋、そして極め付きは五井木更津ノンストップ!嘗て快速が姉ヶ崎から木更津まで飛ばしていた頃を懐かしんでいるうちに電車は木更津へ。ここで前11両が切り離され、長い15両から小じんまりとしたオールロングの4両に様変わりして終点の館山に到着。
  

館山で6両編成の安房鴨川行きに乗り換え、和田浦で下車。駅舎内の展示スペースにはクジラの解体作業などの写真の他に、著名人のサインも飾ってありました。西武の22番は和田繋がりで和田一浩かと思いきや、後で確認したところどうやら野田浩輔の模様。新日鉄君津に在籍していた縁でしょうか。
   

そして駅を出て国道128号に沿って少し歩き、クジラ料理の店へ。開店直後で客は私1人という中、奮発して3,000円のコースをオーダー。定番のカツや刺身に回り、ヤキヤキ(漬け焼き)や尾羽のサラダといった珍しい一品まで、大満足のクジラ尽くし。この度発売されたばかりの めしにしましょう(2) (イブニングKC) で予習をしていた甲斐もあったというものです。
 

その後館山に帰還。まずは陸側に出てしばらく歩くと、近年紅白に4人もの出場者を輩出し、甲子園でも勝利を挙げた超名門校が見えてきました。とは言え校門の看板には本日が入試である旨書かれており、邪魔にならないようそそくさと退散。反対の海側に回り、渚の駅で伊豆大島への乗船券を購入してから送迎車で乗り場へ。程なくE5系を彷彿とさせる配色のジェット船、セブンアイランド大漁がやってきました。
   

普通のフェリーならばのんびりと船旅を楽しむのですが、この高速船は最速80km/hということで走行中はシートベルト必須。席も窓が遠い中央だったため景色を楽しむというわけにはいかず、1時間ほど寝ているうちに元町港に到着。雰囲気は間違いなく離島でありながら、警視庁のパトカーが停まっていたり品川ナンバーの教習車が走っていたりする光景に、ここが東京都であることを再認識します。せっかく来たからには三原山に挑みたいところでしたが、行程の都合で断念。近くで開いていた島内初のフライドポテト店(宣伝文句)に入り、揚げたてのフライドポテトとコーラという実にジャンクな組み合わせをいただきました。
  

続いてお土産を買っているうちに、帰りのジェット船最終便が間もなく出航とのアナウンス。結局1時間ほどの滞在に終わってしまい、次は大型フェリー&島内宿泊でのんびり楽しもうと心に決めて島を離脱。30分ほどで稲取港に到着し、伊豆急→JRと乗り継いで帰宅しました。