南信州の旅 最終日

この日の旅程は改装中の飯田駅から。宿を出て駅に着くまでの間に既に汗だくで、この暑さが昨日でなくて本当に良かったと思いつつ天竜峡に到着。
 

天竜峡を出発すると、中部天竜までは秘境駅が連続する区間飯田線の中で最も利用客数が少ないとされる金野駅や3県境の標識が立つ小和田、他にも為栗中井侍などの精鋭が控え、世間と完全に隔絶されたひと時が楽しめました。今回は通り過ぎるだけでしたが、いつかは秘境駅号でゆっくり訪れたいですね。
   

中部天竜での待ち時間は1時間ほどあったものの、天竜峡とは対照的に駅付近に見どころは何もなく、それ以前に外を歩くのすら危険なほどの暑さだったため駅舎内で時間を潰すことに。そして豊橋行きに乗車、静岡県から愛知県に入ってもしばらくは山間の景色が続きましたが、ようやく豊川で平地らしい雰囲気になり、終点の豊橋に到着。
   

駅近のラ・フィエスタで愛知行脚の足跡を残してから新所原に向かい、天浜線に乗り換え。知波田の辺りで浜名湖が右手にその姿を現し、西気賀を過ぎて内陸に入るまで、東海道線で見えるのとはまた趣の異なった湖の佇まいを見ることができました。そのまま列車は東に進み、車窓から見えるさわやかの誘惑も振り切って終点の掛川に到着。遠鉄は ちょうど6年前 に乗ったので、静岡県の未乗区間伊豆急伊豆稲取以南を残すだけとなりました。
   

掛川に着いてしまえば後は勝手知ったる経路。都合良く沼津行きが来たのでサープラで静岡行脚の足跡を残し、沼津始発の上野東京ラインで一気に横浜へ。渋滞に泣かされた往路に対し、列車のみの復路はさしたるアクシデントも無く想定通りの時間に帰宅できました。