選手権の雨天順延に備えて取っていた休みが空振りに終わったので、メットライフになってからは初めての西武ドームに行ってきました。楽天戦を勝ち越したことで調子を上げていきたいところでしたが、今日の相手は苦手の菊池。初回エラー絡みで無死1・2塁のチャンスも、筒香が154km/hで空振り三振を喫するなど力で抑え込まれる厳しい出だしとなります。しかし2回に嶺井がセンター前で出ると、続く田中浩は初球をフルスイング!打球はレフト中段に飛び込む移籍第1号となり、望外の2点を先制します。
援護を受けた井納は走者を出しつつも粘りのピッチング。4回先頭の秋山にヒットを浴びるも盗塁を刺し、浅村四球栗山ヒットで1・2塁もメヒア三振外崎三ゴロ。5回は炭谷を振り逃げで出すも木村昇を4-4-3に仕留めて切り抜け、前日13得点の西武打線を6回まで0に抑えて試合は終盤へ。
そして2点リードで迎えた7回裏。球数は100球を超えたとは言え中7日、打順も下位打線ということで井納はこの回も続投しますが、1死から炭谷をセンター前で出すと、代打水口の当たりに桑原が中途半端に突っ込み2ベースとなって2・3塁。そして金子侑に右中間へのエンタイトル2ベースを打たれ、同点に追いつかれて井納は降板…。急遽砂田がリリーフも、ボークで走者を3塁に進めてしまい、源田遊ゴロの間に勝ち越しを許してしまいます。
菊池は8回に入っても155km/hを出し、球威の衰える気配はまったく無し。球数も8回終了時点で108球、このまま完投を狙うかと思いきや、形通り増田が抑えのマウンドに。増田も155km/hを出すなど調子は悪くなさそうでしたが、先頭筒香がよく見て四球を選ぶと、続く宮崎が粘りに粘り、9球目を強振した打球はレフトに一直線!金子侑のしゃがみ込む上を越えてスタンドに突き刺さり、土壇場で試合をひっくり返します。
逆転した裏は準備万端の山崎康が登場。一旦は逆転を許した水口金子侑源田の並びを3人で抑え試合終了、劇的な勝利で交流戦の星を五分に戻しました。