12年ぶりに六大学も東都も絡まないカードとなった決勝戦。星槎道都大が福田、日本体育大が東妻の先発で始まった試合は3回表に道都大が2死1塁とし、大保がライト線際に強い打球を放つも、日体大のライト冨里がダイビングキャッチ!ピンチを脱した日体大はその裏に2死2塁から谷津がセンター前に運ぶも、道都大のセンター石黒が好返球でホームタッチアウト!互いに好守で失点を防ぎ、0-0のまま試合は中盤に突入します。
試合が動いたのは5回裏。1死から坂本が四球で出塁すると、続く船山が初球を高々とレフトに2ラン!毎回走者を背負いつつも粘り強く投げていた福田でしたが、ここでついに降板。2番手として市毛がリリーフも、日体大は脚で揺さぶりをかけ、6回2死1・3塁から見事な重盗を決めてリードを3点に広げます。
一方東妻は球威のあるストレートにスライダーも冴え、慶應に勝った環太平洋大をコールドで沈めた道都大打線に付け入る隙を与えず。8回に高橋の2ベースと暴投でこの試合初めて3塁に走者を背負うも、次打者の大保に対し148km/hを出し二ゴロに打ち取ってピンチを脱すると、最終回は大西三振・生田目三ゴロ・石黒右飛で試合終了!2安打1四球完封という完璧な内容で、日体大に37年ぶり2回目の優勝をもたらしました。

日体大は初戦の九共大戦を苦しみながらもタイブレークで下すと、準決勝の東洋戦は松本が4安打完封、そして今日は東妻が完封。ダブルエースがその力を遺憾なく発揮しての優勝でした。この2人に加えて打線の多くも残ることで、来年は選手権でもエッサッサが見られる期待が高まります。一方の道都大も優勝こそなりませんでしたが北海道勢初の2大大会決勝進出はまさに快挙。生田目は に続き全国準優勝の栄冠を手にしたことで、次は 社会人 でも準優勝…の前に残りの2年間で兄を超えてほしいですね!