DH制が導入され、また試合開始がさらに早まり7時50分となったフレッシュリーグ。スタメンは D和気 8梅山 5石元 4川出 3井上 2澁谷 6有賀 7須川 9伊津野 P溪 と、2年生主体の打線の中で井上が唯一1年生でスタメンに抜擢されました。
試合は法政先発の山下輝に対し、初回2死から石元川出の連打で1・3塁のチャンスで打席には井上。175cm105kgの恵まれた体格で威圧感を与え先制の期待がかかるも、一ゴロに倒れ無得点。3回には伊津野のセーフティバントを発端に1死満塁と攻め立てるも、川出は変化球攻めで三振、井上はいい当たりもセカンド杉村の守備範囲内のライナーに倒れ、またも無得点。
リーグ戦経験もある溪は2回までを投球時の落球によるボークの1失点に抑えていたものの、2巡目に入った3回に捕まり、片瀬・村田・小谷・中原にタイムリーを浴びて回の途中で降板。2番手は平山も、4回に村田犠飛と中原の走者一掃3ベースで4点を失い、野村に交代。開幕戦の経験を活かして5回は三者凡退、6回も2死まで漕ぎ着けたものの、そこから神野タイムリー3ベースに杉浦岡田悠の連続弾…。この間に試合時間は2時間に達しており、どうにか最後のアウトを取って打ち切りとなりました。



そしてリーグ戦の開始。本日は母の日ということで、スコアボードの文字がピンク色になった中、先発として表示されたのは前日と同じく小林。まさかの連投でしたが、前日手痛い目に遭った中山を遊ゴロに打ち取るなど3回までを相馬タイムリーの1失点に抑え、先発の役目を果たします。すると直後の4回表、法政先発の高田から岡が左中間へのホームラン!待望の4番の一発で同点に追いつきます。
その裏から宮本に継投。堤の好守でこの回は無失点に抑えたものの、2イニング目となった5回に1死から安本を2ベースで出すと、高田に左中間を破られるタイムリー2ベース、さらにこれまで抑えていた川口凌にもタイムリーを許してこの回で降板。3番手は有坂も、6回に中山連日の3ベースから中村浩の犠飛、そして7回には川口凌向山の連続タイムリーで降板。代わった濱崎も守備の乱れでゲッツーを逃した末に中村浩にタイムリーを浴び、8回は山下大が右打者の足に当てる連続死球で3球で降板してしまうと連投の川口が連続犠飛。昨日に続いて2桁失点となってしまいます。
打線は最終回、法政3番手朝山から三鍋がライトへ3ベース、岡の遊ゴロで1点を挙げたものの反撃はそこまで。法政に実力を遺憾なく発揮され、今季初の勝ち点を与えてしまいました。

東大 - 法大 2回戦
T 000 100 001 2
H 001 021 42X 10
T 小林-●宮本-有坂-濱崎-山下大-川口
H ○高田-石川-朝山

50安打への道

辻居(3年) 本日 1安打 → 通算 15安打
岩田(4年) 本日 1安打 → 通算 8安打
三鍋(4年) 本日 1安打 → 通算 5安打
岡(2年) 本日 1安打 (1HR) → 通算 13安打 (1HR)
土井(2年) 本日 1安打 → 通算 3安打
堤(3年) 本日 1安打 → 通算 2安打

岡が2年生のホームラン一番乗り。左中間の最深部に突き刺さる弾道はまさに昨秋の田口のようでした。

100奪三振への道

有坂(4年) 本日 1奪三振 → 通算 28奪三振



雨雲が刻々と厚みを増す中、第2試合のM-Rの先発は伊勢と中川。前日1回戦を落とした明治でしたが、この日は今季初先発の中川に対し先頭佐野のレフト線への2ベースを皮切りに、渡辺佳・森下智・高瀬のタイムリーであっという間に4点を先制。左打者の徹底した流し打ちを浴びせて中川を1/3でKOすると、代わった江口からも3回越智がソロ、4回には三井の後逸で追加点を挙げてリードを広げます。
伊勢は5回に2点を返されるも、6回には自らのホームラン、7回には氷見のタイムリーで突き放し再び6点差に。試合の途中から本降りとなるも土を入れて持ち堪え、後は7回裏を乗り切れば試合成立というところまで漕ぎ着けるも、この回から登板の2番手高橋裕が制球定まらず、種田ヒットに連続四球で1死満塁として竹田に交代。しかしもはや土砂降りの状況でボールが手につかず、飯迫押し出しに藤野タイムリー、伊藤智は一ゴロ…と思いきや泥濘と化したグラウンドで連携が乱れタイムリー内野安打、さらに暴投で2点差となりなお2死2・3塁。一打同点、一発なら大逆転という状況まで追い込まれますが、寺山を見逃し三振に仕留め辛うじて切り抜けます。
ともかくこれで試合成立、あとはコールドの宣告を…と思いきや土を追加してまだ続ける様子。スタンド全体が異様なテンションに包まれる中、立教4番手の宮崎が8回表を3人で抑えると、その裏四球と種田ヒットで無死1・3塁。昨年の甲子園CSの如く転がせば何かが起きるという状況で、思い切ってエンドランを敢行!も荒井の打球はファースト正面のライナー、種田戻れずゲッツー…。最大のピンチを乗り越えた竹田は9回も最後まで投げきり、雨中の死闘は明治が辛くも制して3回戦に持ち込みました。