先発は西山と高田孝。春に続いての法政戦先発となった西山でしたが執拗に一二塁間を狙われ続け、村田・佐藤勇・中村迅と3本のライト前タイムリーで2回3失点。その裏に代打を出され降板となります。
3回から平山が登板も、無死1塁から遊ゴロの処理にもたつき併殺を取り損ねると、2死2塁から高田孝に初球タイムリー、さらに1・2塁から岡田悠に被弾…。序盤から苦しい展開になります。
それでも佐藤勇タイムリーで8点差となった直後の4回、武隈が左中間を破って反撃開始。2死3塁から安田が綺麗にセンター前にはじき返すタイムリーで1点を返すと、5回から登板の小宗が法政打線を翻弄して流れを引き寄せます。
しかし高田孝を捕まえきれないまま7回1失点で降板されてしまうと、8回は右足を頭より高く上げる尾崎の前に三者凡退、9回も三浦の前に点が奪えず試合終了。大量失点が響き、勝ちポイントゲットはお預けとなりました。

法大 - 東大 2回戦
H 214 100 101 10
T 000 100 000 1
H ◯高田孝-尾崎-三浦
T ●西山-平山-小宗-横山-奥野

50安打への道

石元(4年) 本日 2安打 → 通算 20安打
武隈(4年) 本日 1安打 → 通算 18安打
大音(3年) 本日 1安打 → 通算 13安打
安田(3年) 本日 2安打 → 通算 6安打
岡(4年) 本日 1安打 → 通算 29安打

100奪三振への道

西山(2年) 本日 1奪三振 → 通算 4奪三振
平山(4年) 本日 2奪三振 → 通算 7奪三振
小宗(3年) 本日 1奪三振 → 通算 9奪三振

真夏の春季リーグ戦から1ヶ月で迎えた秋季リーグ戦。社会人対抗戦からスタメンを変えず、春に続いて開幕投手を任された井澤でしたが2回に羽根2ベースから送られ1死3塁。今までなら前進守備のケースでしたが今回は通常シフトで対応、後続を三ゴロ左飛に打ち取り見事ピンチ脱出!しかし3回にも鈴木2ベースから送られ1死3塁、またも通常シフトで対応も永廣に犠飛を打たれると、2死走者無しから四球と村田タイムリーでさらに失点、2点の先制を許してしまいます。
法政先発鈴木の前に4回まで無得点の打線は5回1死から代打井上慶が三遊間の深いゴロで懸命に走り内野安打をもぎ取ると、代走中井が今年チーム初の盗塁成功。さらに梅山のゴロがエラーを誘って2死1・3塁とチャンスが広がると、投球がバウンドしてダートサークルから出た隙を見逃さず中井生還!その裏暴投で1点を失うものの、井澤は自己最長の6回を投げ3失点と試合を作ります。
そして2点ビハインドのまま迎えた8回、先頭の笠原がこの日初めて外野に抜けるライト前ヒットで出るとすかさず盗塁を決め、水越の二邪飛で判断良くタッチアップし1死3塁。続く石元の打球はレフト正面のライナー、浅めの当たりも笠原はホームに突入、ジャンプしたキャッチャーの下を掻い潜るスライディングでセーフ!好走塁で再び1点差に詰め寄ります。
しかし代わった山下輝に後続を断たれると、その裏四死球とバントで1死2・3塁のピンチ。ここでついに前進守備を解禁も、大柿にライト前に落ちるタイムリーを浴び追加点を許してしまいます。9回も続投の山下輝の前に無得点に終わり、足で得た2点も空しく惜敗に終わりました。

東大 - 法大 1回戦
T 000 010 010 2
H 002 010 01X 4
T ●井澤-小宗-奥野
H ◯鈴木-山下輝

50安打への道

笠原(4年) 本日 1安打 → 通算 24安打
大音(3年) 本日 1安打 → 通算 12安打
井上慶(3年) 本日 1安打 → 通算 6安打

100奪三振への道

井澤(2年) 本日 4奪三振 → 通算 13奪三振



続く第2試合はM-W、予想通り入江と早川の先発で始まった試合はともに最速150超えの投げ合い。しかし早稲田は初回岩本丸山の連続タイムリーで先制すると、5回にも4点を挙げ入江をこの回限りでKO。ベンチを外れた中川卓・蛭間に代わり起用された丸山・野村の活躍で、序盤から大量リードを奪います。
一方の早川は初回西川にヒットを許して以降は走者すら許さない圧巻の投球。球速こそ最速152km/hと抑え目も順調に三振を積み重ね、9回2死までで16奪三振。自身初の完封も目前でしたが、力んだか藤江をこの日初めての四球で歩かせると、初回ヒットの西川にタイムリー2ベースを許し完封消滅…。しかし最後は丸山を三振に仕留めゲームセット、圧巻の17Kで早稲田が開幕戦を制しました。

早大 - 東大
W 103 021 002 9
T 000 000 000 0
W ◯西垣-森田直-田中星-山下-柴田
T ●平山-小宗-横山-井澤-西山

50安打への道

武隈(4年) 本日 1安打 → 通算 17安打
森末(3年) 本日 1安打 → 通算 3安打

100奪三振への道

平山(4年) 本日 2奪三振 → 通算 5奪三振
小宗(3年) 本日 1奪三振 → 通算 8奪三振
横山(4年) 本日 1奪三振 → 通算 5奪三振
井澤(2年) 本日 3奪三振 → 通算 9奪三振
西山(2年) 本日 1奪三振 → 通算 3奪三振

明大 - 東大
M 500 101 002 9
T 000 100 000 1
M ◯高橋-宮内-西城
T ●西山-横山-井澤-松田

50安打への道

宮崎(2年) 本日 2安打 → 通算 4安打
武隈(4年) 本日 2安打 → 通算 16安打
大音(3年) 本日 1安打 → 通算 11安打
井上慶(3年) 本日 1安打 → 通算 5安打
林遼(2年) 本日 1安打 → 通算 1安打 (NEW!)

100奪三振への道

横山(4年) 本日 1奪三振 → 通算 4奪三振
井澤(2年) 本日 2奪三振 → 通算 6奪三振
松田(4年) 本日 1奪三振 → 通算 3奪三振

立大 - 東大
R 600 103 020 12
T 002 000 010 3
R 中崎-◯宮海-小幡-赤嶺-南田-栗尾
T ●井澤-野村-松田-横山-小宗-西山

50安打への道

笠原(4年) 本日 1安打 → 通算 23安打
宮崎(2年) 本日 1安打 → 通算 2安打
石元(4年) 本日 1安打 → 通算 18安打
武隈(4年) 本日 1安打 → 通算 14安打
大音(3年) 本日 1安打 → 通算 10安打
水越(3年) 本日 1安打 → 通算 3安打
安田(3年) 本日 1安打 → 通算 4安打

100奪三振への道

野村(4年) 本日 3奪三振 → 通算 3奪三振 (NEW!)
松田(4年) 本日 1奪三振 → 通算 2奪三振
横山(4年) 本日 2奪三振 → 通算 3奪三振
西山(2年) 本日 1奪三振 → 通算 2奪三振

東大 - 法大
T 000 000 030 3
H 000 410 01X 6
T ●西山-小宗-横山-松田
H ◯鈴木-落合-三浦-山下輝

50安打への道

笠原(4年) 本日 1安打 → 通算 22安打
井上慶(3年) 本日 1安打 → 通算 4安打
武隈(4年) 本日 1安打 → 通算 13安打
中井(2年) 本日 1安打 → 通算 3安打
水越(3年) 本日 1安打 → 通算 2安打
松岡泰(2年) 本日 1安打 → 通算 1安打 (NEW!)

100奪三振への道

西山(2年) 本日 1奪三振 → 通算 1奪三振 (NEW!)
横山(4年) 本日 1奪三振 → 通算 1奪三振 (NEW!)

待ちわびていた春がようやく訪れました。井手新監督のもと栄えある開幕投手を任されたのは井澤、初回瀬戸西を歩かせると若林のタイムリー3ベースと正木の犠飛で2点を失い、3回には瀬戸西に被弾するも、それ以外はヒットを許さず5回を3失点。三振も4つ奪い、リーグ戦初登板で上々の結果を残し試合を作ります。
一方関根の前に3回まで完全に抑えられていた打線は4回笠原が初ヒット。そして6回、好投の井澤に代わりリーグ戦初打席の中井が一二塁間を破るライト前ヒット!さらに四球と暴投で2・3塁とチャンスが広がると、石元が詰まりながらもライト前に落とす2点タイムリー!復活登板の関根を降板に追い込みます。
直後の守りをサイド転向の小宗がしっかり抑え、迎えた7回。慶應は3番手で長谷部が登板も先頭武隈ライト前、大音送って1死2塁と同点のチャンス。ここで慶應は守備固めに渡部遼を送るも、代打水越がものともせず左中間真っ二つの同点タイムリー!さらに捕逸で2死3塁となり、代打からライトに入っていた中井がセンター前に勝ち越しのタイムリー!!
ついにリードを奪い、その裏から平山を投入。焦る慶應打線を7・8回と三者凡退に抑えると、9回も代打を出されず3イニング目のマウンドへ。勝利はすぐそこまで迫っていましたが、先頭の渡部遼をストレートの四球で歩かせると盗塁を決められ、宮尾・田口巧の連続バントがともに送球逸れ無死満塁の大ピンチ。福井は見逃し三振に打ち取るも代打朝日にストライクが入らず押し出しで同点…。なお1死満塁で打席には下山、3-0からストライクを2球続けフルカウントまで戻すも最後はレフトフェンスに運ばれサヨナラ……。ぶっつけ本番のリーグ戦で堂々とした戦いを見せるも、最後に力尽きました。

東大 - 慶大
T 000 002 200 4
K 201 000 002X 5
T 井澤-小宗-●平山
K 関根-関谷-長谷部-小林綾-○増居

50安打への道

笠原(4年) 本日 1安打 → 通算 21安打
石元(4年) 本日 1安打 → 通算 17安打
岡(4年) 本日 1安打 → 通算 28安打
武隈(4年) 本日 1安打 → 通算 12安打
大音(3年) 本日 1安打 → 通算 9安打
水越(3年) 本日 1安打 → 通算 1安打 (NEW!)
中井(2年) 本日 2安打 → 通算 2安打 (NEW!)

100奪三振への道

井澤(2年) 本日 4奪三振 → 通算 4奪三振 (NEW!)
平山(4年) 本日 1奪三振 → 通算 3奪三振



続く第2試合の先発はM竹田-W早川。主将としてチームをまとめる立場となった早川は初回150台を連発、さらに丸山に対して155km/hを計測!観客の度肝を抜く投球であっさり3人で片付けると、その裏岩本の左中間を破るタイムリーで早稲田が先制します。
しかし明治も直後の2回表、先頭の公家が151km/hにバットを折られながらレフト前に運ぶと、1年生ながらスタメンに抜擢された西川がしぶとくセンター前に落とす同点タイムリー。3回にもヒット2本でチャンスを作るもここは早川が凌ぎ、同点のまま試合は後半に突入します。
そして迎えた6回裏、瀧澤岩本の連打で早稲田が無死1・3塁のチャンスを作ると、蛭間がライトスタンドに完璧な当たりの勝ち越し3ラン!竹田をマウンドから引きずり下ろすと、8回にはまたも蛭間がソロを放ちダメ押し。早川は4回以降危なげないピッチングで1失点完投、1年生スタメンの熊田にもヒットが出た早稲田が幸先良いスタートを切りました。