最終カードにして今季初先発を任された西山は初回齊藤大を歩かせるも今泉を打ち取って無失点スタートも、2回に浦にライトスタンドに運ばれ先制を許し、3回は無死1塁から中津のバントを松岡泰が悪送球…。1・3塁とピンチが広がり、併殺崩れの間に1点を失うも、最後は今泉を空振り三振!シーズン防御率を5点台に下げると、その裏代打を送られマウンドを降りました。
2番手は齊藤も、無死1塁から村上のバントを松岡泰が今度はファンブル…。改めて内海貴に送られ1死2・3塁となり、松下には浅いフライを上げさせるも、別府と阿久津が交錯しまさかの落球……。1点を失い再度2・3塁から、前の打席にヒットを許した尾﨑に一塁線を破られる2点タイムリー……。前半でリードを広げられる厳しい展開になります。
それでも5回途中から登板の木戸が法政打線の勢いを止めると、7・8回は松岡由が無失点。とりわけ内海貴からは西山・木戸・松岡由それぞれが三振を奪い、昨日のリベンジを果たすと、9回には井澤が登場!先頭木下にリーグ戦初ヒットとなるセンター前を許すも盗塁を刺すと、最後は宮﨑を空振り三振!!リーグ戦99個目の三振を奪い、拍手に迎えられてマウンドを降ります。
一方の打線は法政先発の尾﨑に対し初回林遼がセンター前も直後に牽制死。2回は梅林ヒットも浦田1-6-3。尾﨑を捕えられぬまま6回で降板されてしまうと、7・8回は吉鶴に抑えられ無得点。いよいよ最後の9回、先頭は代打佐藤!ようやく迎えたリーグ戦デビュー、当然打って出たいはずでしたが、石田のボールをじっと見極め四球で出塁!代走秀島を送られ、涙を浮かべてベンチに戻りました。続く赤井は投ゴロ、宮﨑は四球、林遼は右飛で2死1・2塁となって打席には別府。ここまで散らかりがちだった石田のコントロール東筑対決を迎えてまとまり、別府もファールで粘った末の結果はライト前に抜けるヒット!!先輩の意地を見せて繋ぎ、満塁で4番中井を迎えるも、最後は左邪飛に倒れ試合終了…。今季の戦いが幕を閉じました。

法大 - 東大 2回戦
H 011 300 000 5
T 000 000 000 0
H ○尾﨑-吉鶴-石田
T ●西山-齊藤-木戸-松岡由-井澤

50安打への道

林遼(4年) 本日 1安打 → 通算 11安打
別府(3年) 本日 1安打 → 通算 18安打
梅林(3年) 本日 1安打 → 通算 12安打
浦田(4年) 本日 1安打 → 通算 10安打

100奪三振への道

西山(4年) 本日 3奪三振 → 通算 44奪三振
木戸(4年) 本日 2奪三振 → 通算 2奪三振 (NEW!)
松岡由(3年) 本日 2奪三振 → 通算 26奪三振
井澤(4年) 本日 1奪三振 → 通算 99奪三振

試合終了後は部員が応援部の正面に並んでただひとつを聴いた後、スコアボードを背にして記念撮影。1カード開催となったことで、第2試合に追い立てられることも無く、試合の余韻に存分に浸ることが出来ました。もともとは日本シリーズ対応での9週制とのことでしたが、来年以降もぜひ継続してほしいですね!
 

東大 - 法大 1回戦
T 001 000 000  1
H 100 000 001x 2
T 井澤-●松岡由
H 篠木-塙-○武冨

50安打への道

宮崎(4年) 本日 1安打 → 通算 38安打
中井(4年) 本日 1安打 → 通算 28安打
浦田(4年) 本日 1安打 (1HR) → 通算 9安打 (1HR)

100奪三振への道

井澤(4年) 本日 1奪三振 → 通算 98奪三振
松岡由(3年) 本日 1奪三振 → 通算 24奪三振

2022年ドラフト

日公 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 檻牛 東京
矢澤 仲地 荘司 斉藤 荘司 浅野 蛭間 浅野 イヒネ 松尾 曽谷 吉村貢
×× ×× 菊地 ×× ×× ×× ×× 森下翔 ×× ×× ×× ××
金村 村松 友杉 内田 小孫 萩尾 古川 門別 大津 吉野 内藤 西村
加藤 森山 田中晴 益田 渡辺翔 田中千 野田 井坪 甲斐 林琢真 齋藤 澤井
安西 山浅 高野 清水 伊藤 門脇 青山 茨木 大野 森下瑠 杉澤 坂本
奈良間 金田 河野 平良 船迫 山田 戸井 松本 橋本達 日高 北村恵
宮内 田中幹    長谷部 林優樹    児玉 富田 吉田         
   福永    久保                        
日公 中日 千葉 広島 楽天 巨人 西武 阪神 福岡 横浜 檻牛 東京
藤田 松山 吉川 名原 辰見 松井 野村 野口 赤羽 上甲 西濱 橋本星
中山 野中 白濱 中村 古賀 田村 日隈    山下 鈴木 才木   
山口 樋口 勝又 竹下 吉村優 三浦    木村 今野 入山   
山本    黒川    永田 中田 是澤    内野 渡辺明 茶野   
               相澤       岡植 草野      
               三塚       佐々木         
               大城       水口         
               北村流       宮﨑         
               森本       重松         
                        前田         
十一                         佐藤         
十二                         飛田         
一三                         西尾         
十四                         盛島         

前日までに9球団がそれぞれ別の選手を公言という近年に無い状況で当日を迎えた今年のドラフト。籤引き無しという事態まで考えられましたが、ロッテが荘司、阪神が浅野の競合にチャレンジ。しかし荘司は楽天、浅野は巨人と、昨年の隅田に続き公言したチームに福が訪れました。
それを横目にまんまと松尾の一本釣りに成功すると、下手投げじゃない方のトヨタ吉野、ハーレムで攻守に躍動した林、甲子園で投打に躍動した森下瑠、そして5位で橋本達。園田の叶えられなかった長田高校からのプロ入り第1号を確実なものにしました。
支配下が7巡目で終わった後、育成指名では恒例の巨人ソフバンのマッチレース。今年も巨人が先に9巡目で音を上げ、ずっとソフバンのターンとなった12巡目、市立金沢の飛田を指名!旧臨海学区初のドラフト指名となりました。4軍創設が発表され一層熾烈な競争が待ち受けますが、まずは支配下を勝ち取ってほしいですね!

先発の井澤は初回簡単に2アウトを取るも、そこから道原センター前。慶應戦の悪夢が頭を過るも山田を右飛に仕留めて切り抜けると、2回は三凡、3回は井上剛宮﨑の連打で1死1・2塁も西川をサード正面のゲッツーに打ち取り、順調な立ち上がり。打っても立教先発の荘司から3回チーム初ヒットとなるセンター前を放つも後続倒れ、こちらも今季一番の出来の荘司を攻めあぐねているうちに、5回リーグ戦初スタメンの戸丸にソロを浴び先制を許します。さらに続く荘司もレフト線に2ベースとピンチ継続も、井上剛のバントが守備妨害となって走者を釘付けにし、後続打ち取って1点に止めると、6回再び三者凡退。最少点差のまま試合は終盤に入ります。
そして迎えた7回、ここまでスライダーを主体に三振を量産してきた荘司のコントロールが乱れ、先頭別府がストレートの四球で出塁。すかさず盗塁を決めると中井の右飛で3塁に進み、打席には代打赤井。期待に応えて荘司のストレートをレフトに弾き返し、犠飛となって同点!援護を得た井澤はその裏戸丸にヒットを許すも、荘司の代打鬼頭を4-6-3に打ち取り、同点のまま8回へ。表は立教2番手沖の前に3人で倒れると、その裏先頭井上剛にヒットを許し、捕逸で2塁へ。宮﨑のバントがフライとなって走者釘付け、吉岡の右飛で2死3塁まで漕ぎつけ、打席には道原。バッテリーは勝負を選択し追い込むも、決め球を右中間に弾き返されタイムリー3ベース…。再び勝ち越しを許します。
なお満塁のピンチは三振で乗り切け、9回1アウトから林遼がレフト前、代走伊藤翔が盗塁を決めて同点のチャンスも、別府三振で2アウト。いよいよ追い込まれるも、今カードここまで無安打の中井がライト前に弾き返すと、浅い当たりながら伊藤翔がホームを突き、タイミングはアウトも戸丸のミットからボールが零れセーフ!土壇場で同点に追いつきます。
その裏も井澤が続投、先頭の戸丸を捕邪飛。ここまでで球数も120球を超えておらず、春の早稲田戦で155球完投していることからもまだ体力は続くと思っていましたが、代打諸藤を四球で出すと、牽制悪送球で2塁へ。井上剛は送ってくれて2アウトまで漕ぎつけるも、宮﨑佐藤に連続死球で満塁となり、打席には道原。もはや勝負しかない場面でしたが3球ボールが続き、4球目も高めに外れて押し出し…。二度追いつくも最後に力尽き、勝ち点0で最終カードを迎えることになりました。

東大 - 立大 2回戦
T 000 000 101  2
R 000 010 011x 3
T ●井澤
R 荘司-○沖

50安打への道

林遼(4年) 本日 1安打 → 通算 10安打
中井(4年) 本日 1安打 → 通算 27安打
井澤(4年) 本日 1安打 → 通算 5安打

100奪三振への道

井澤(4年) 本日 5奪三振 → 通算 97奪三振



続いて第2試合のK-H、外丸と篠木の先発で始まった試合は双方無得点で迎えた5回裏、山根と西村のタイムリー2ベースで法政が2点を先制。援護を受けた篠木は今季一番の出来で、守りでも5回1死1・2塁で外丸のバントを3塁に矢のような送球、1-5-3と渡るゲッツーでピンチを切り抜け無失点を継続。打線も7回に高原のタイムリーでリードを3点に広げると、篠木は完封を目指して8回のマウンドへ。しかし慶應は先頭宮尾が四球で出ると、宮崎がヒットで繋ぎ、代打北村がライト線にタイムリー2ベース、続く朝日もレフト前タイムリー!1点差に詰め寄りなおも無死1・3塁とし、篠木をマウンドから引きずり下ろします。
絶体絶命の場面での登板となった吉鶴でしたが、気迫の投球で下山を浅い左飛、廣瀬を三振に打ち取り2アウトまで漕ぎつけるも萩尾を歩かせ満塁。山本の打席に注目が集まった場面で、なんと3塁走者の北村が吉鶴のモーションに合わせてスルスル塁を離れホームスチール…も村上は冷静に外に外し、北村は滑り込む間もなくタッチアウト。まさかの形でチャンスが潰えます。
しかし1点差で迎えた9回、慶應は1アウトから一塁線に連続バットヒット、さらに本間四球で満塁。ここで北村に打順が回り、汚名返上に燃える場面…と思いきや代打に小川尚。リーグ戦無安打の選手を一打逆転の場面で出す思い切った起用でしたが空振り三振に倒れると、最後は朝日がフルカウントから投ゴロに倒れ試合終了。法政が薄氷の勝利で1勝1敗に持ち込みました。

立大 - 東大 1回戦
R 200 000 020 4
T 001 000 100 2
R ○池田-沖
T 鈴木健-齊藤-●松岡由-西山

50安打への道

宮﨑(4年) 本日 1安打 → 通算 37安打
林遼(4年) 本日 1安打 → 通算 9安打
別府(3年) 本日 1安打 → 通算 17安打
松岡泰(4年) 本日 1安打 → 通算 26安打

100奪三振への道

鈴木健(3年) 本日 2奪三振 → 通算 21奪三振
松岡由(3年) 本日 3奪三振 → 通算 23奪三振

東大 - 慶大 3回戦
T 000 000 020 2
K 512 114 15X 20
T ●井澤-鈴木太-西山-平田-綱嶋-小髙峯
K ○増居-森下-前田晃-渡部淳

50安打への道

別府(3年) 本日 1安打 → 通算 16安打
浦田(4年) 本日 1安打 → 通算 8安打
梅林(3年) 本日 1安打 → 通算 16安打
松岡泰(4年) 本日 1安打 → 通算 25安打
赤井(4年) 本日 1安打 → 通算 5安打

100奪三振への道

井澤(4年) 本日 1奪三振 → 通算 92奪三振
鈴木太(2年) 本日 1奪三振 → 通算 1奪三振 (NEW!)

今季初の先発を任された鈴木健は初回松木にヒットを許すも中川卓を三振ゲッツーに仕留めて切り抜けると、2回印出の2ベースからの2死3塁も生沼との勝負を避け、清水大を142km/hで空振り三振!4回は蛭間印出の連打からの2死2・3塁も生沼を申告敬遠で歩かせ、またも清水大を空振り三振!5回に1死1・2塁から中川卓に先制タイムリーを許したものの最少失点で切り抜けるとなおも続投。6回はこの試合初めて三者凡退に抑えると、7回は先頭山縣をセンター前で出すも熊田のバントを落ち着いて捌き、後続を断って無失点。自己最長の7回を1失点と素晴らしい投球を見せます。
一方の打線は早稲田先発清水大から2回先頭の中井がセンター前も林遼送れず、藤田の打席でエンドランを仕掛けるもライト正面のライナーでゲッツー…。2巡目からはスローカーブを増やして幻惑してきた清水大をなかなか捕えられず、無得点のまま終盤へ。そして7回に入り、清水大の方が代打を送られ先に降板、2番手は原。このチャンスに先頭宮﨑がレフト前、大量点を予感させるも阿久津は手堅く送りバント。1死2塁となり、別府はセンターの頭上を越える同点タイムリー!しかし別府は3塁を狙って間一髪アウト、中井三振で同点止まり。
8回表は鹿田の前に三者凡退で抑えられたその裏、2番手に松岡由が登板。蛭間印出と打ち上げさせ簡単に2アウトを取るも、吉納生沼の連打と森田朝死球で満塁。ここで外野はゴロでアウトが取れるほどに超前進して1点を防ぎにかかるも、今日ここまで好守続きの山縣に対して死球…。押し出しで勝ち越しを許すと、落ち着く間もなく熊田には右中間への満塁ホームラン……。一気に5点を勝ち越されてしまいます。9回の攻撃に望みを繋いだものの、伊藤樹に抑えられ試合終了。競り合いに敗れて勝ち点を落としました。

早大 - 東大 2回戦
T 000 000 100 1
W 000 010 05X 6
T 鈴木健-●松岡由-齊藤
W 清水大-原-○鹿田-伊藤樹

50安打への道

宮﨑(4年) 本日 1安打 → 通算 36安打
別府(3年) 本日 1安打 → 通算 15安打
中井(4年) 本日 1安打 → 通算 26安打

100奪三振への道

鈴木健(3年) 本日 3奪三振 → 通算 19奪三振



続く第2試合はM-H。今季初先発の法政篠木は2回までは無難な立ち上がりも2巡目に入ってコントロールが効かなくなり、3回1死2塁から連続四球で満塁。明治にとっては降ってきたチャンスにきっちり宗山が犠飛を打ち上げて先制すると、さらに上田山田陸にも連続四球で押し出し。何とか2点で済んだものの、5回先頭四球から1死1・3塁のピンチを招き、上田に犠飛、さらに山田陸がレフトに2ラン!篠木をこの回でKOします。
篠木に代わり6回から塙が登板も、1・3塁から一気に3塁まで進まれる暴投、さらに村松のフライを齊藤大が見失うタイムリーで2失点。3番手の武冨から村松イムリー、4番手の一柳から蓑尾タイムリーと出るピッチャーが悉く失点を許すと、打線も明治先発村田の前に海﨑タイムリーの1点のみ、後半は石原の前に三者連続見逃し三振に倒れるなどもはや戦意喪失状態。明治が圧勝し、6連勝で勝ち点を3に伸ばしました。