第89回全国高校野球選手権神奈川大会 決勝戦

勝戦桐光学園-東海大相模戦を見てきました。先発は桐光:立木、東海:菅野。ともに連投ということで打撃戦を予想していましたが、さて結果は…
先手を取ったのは東海、二死から大田の2ランで先制。すかさず桐光が菅野を攻めて逆転しますが、東海も再逆転、二転三転の展開になります。
試合が大きく動いたのは6回の裏。菅野のタイムリー2塁打、続いて田中のタイムリー3塁打で3点差とし、30年ぶりの夏の甲子園に大きく近づいたかに見えました。しかし田中が本塁を狙い、クロスプレーでアウト。このプレーで桐光の捕手が負傷退場し、ここから流れが変わっていきます。
直後の7回表に桐光が3点を挙げ同点に。変わった桐光の捕手・山野周が追加点を与えず、迎えた9回の表。2アウトランナー無しから四球とヒットでベースが全て埋まり、打席には山野周。まさに漫画のような巡り合わせでしたが、ここで見事な2点タイムリー!
その裏の東海の攻撃も抑え、桐光学園が2年ぶりの優勝を果たしました。

神奈川大会 決勝
桐 022 001 302 10 
東 203 102 000 8
桐 立木-○丸山
東 ●菅野

東海は今年も準優勝、30年来の「夏の呪い」が継続される結果となってしまいました。来年は記念大会のため予選が東西に分割されますが、ここでも勝てないと愈々お祓いでも考えないといけないのかもしれません。
そして、県予選の決勝が好試合だと甲子園ではすぐ負けるという良くない傾向があるのですが、桐光にはそれを跳ね返す奮闘を期待したいですね。