富山旅行記(2日目)

氷見では朝日を見た観光客に 「朝日感動証明書」を発行している という情報を前日に宿で教えていただいたので、この日は6:30に起床。部屋の窓を開けてから朝日を見て、二度寝→朝風呂→朝食→出発の準備を経て8時過ぎに宿を出発。

高岡に向かうまでまだ暫く時間があったので、駅でレンタサイクルを借りて街中を走り回ることに。湊川の辺りにある、毎時00分を知らせる カラクリ時計 がこの街の名所らしいのですが、冬季は動いていないとのことで残念でした。
 
5分ほど走ったところで、潮風通りのモニュメントが目に入ってきました。A先生の漫画のキャラ、そしてA先生デザインの氷見のマスコットキャラが勢揃いです。マスコットの名前は左上からそれぞれ「アンボス」「エイチョウ」「イカゾウ」「ブリンス」「トビー」「タコ八」「シマシマ博士」「カニ丸」。近い将来にアニ多で出るかもしれませんので要チェックですね!



続いてはA先生の生家の標識。お参りもしてきました。
 
さらに自転車を走らせ、氷見の市場「海鮮館」へ。入り口付近に鎮座ましますのはA先生が手がけたひみぼうずくん。
 
ジャンプスクエアで存在は知っていたものの、間近で見ることが出来て大興奮です。幸運が舞い降りるという言い伝えに従って頭を撫で、建物の中に。市場のブリに見とれ、お土産を物色し、そして(朝食を食べて間もありませんが)氷見うどんをいただきました。これもまた美味です。
 
この時点で10時も過ぎ、相当際どい時間になっていましたが、行きの途中で見た A先生の漫画展 に惹かれて寄り道することに。

館内は1階が原画展やトキワ荘時代の書斎、2階が作品の読書コーナー。

じっくり2階で読書を続けたいのは山々だったのですが、そんなことをすると後の予定が完全に狂うので仕方なく駅へ。自転車を返却し、駅舎に入るとちょうど列車が来ていました。幸運にも ハットリくん列車 です。
 
高岡へ向かう列車の車内、陸寄りのシートに座ってしまいましたが、それでも車窓から見える雨晴海岸は絶景でした。

そして無事高岡に到着…までは良かったのですが、ここで肝心の朝日感動証明書を貰い忘れたことに気付きました。せっかく早起きしたのに…。とりあえず氷見の観光協会に電話したところ、郵送してくださるとのこと。本当に有難いことです。丁重にお礼を申し上げて、城端線(雑エフェで出ますね)に乗り換え。こちらもハットリくん列車でした。
 
砺波平野を突っ切って、いざ「恋の街城端へ。

城端駅に着きました。
 
白川郷行きのバスまで30分ほどあり、割と余裕があると思っていたのですが、VOW20にも掲載されたスーパーに立ち寄ったり地域特産の手ぬぐいを買ったり和菓子屋で買い物をして フラワーカード を貰ったりしているうちに時間切れ。危うくバスに乗り遅れるところでした。絶景の中、バスで1時間ほど揺られて終点の荻町神社前に到着。

まずは白川郷全体を気の向くままに散策。合掌造りの家屋の中も見せていただきました。



バスの時間まで残り1時間ほどになったので、展望台に登ってみることに。予めマップをチェックしていて、割と近いから大丈夫だろうと高をくくっていたのですが、そんな甘い話はありませんでした。冬なので積雪で通行禁止…

仕方ないので迂回路から登ることに。重い荷物を持ったまま、片道20分ほどかかる坂道を登っていきます。
 
ようやく展望台までたどり着き、そこから見える眺望に圧倒されました。今まで自分がいた場所を見下ろし、歩きの疲れも若干ながら癒されるようです。
  
景色を十分に堪能して、そして今来た道を再度歩いて戻らなければならないという現実に引き戻されました。よく言われる「坂道は登りより下りの方がずっと辛い」というのを改めて実感した次第。そして金沢駅行きのバスに乗り、白川郷を後にしました。

ところで石川県には七尾線というJR西日本の路線があり、その中には宇野気という駅があります。なぜか急に宇野気に行ってみたい気分になり時刻表を調べたのですが、どうやら1時間程度しか宇野気で過ごす時間が取れない模様。疲れもあり断念し、直接高岡に戻ることにしました。高岡に到着し、夜に営業している飲食店を探すのも面倒だったので駅の蕎麦屋で夕食をとった後、宿泊先の旅館に向かいました。3日目に続きます。
(画像は夜の高岡で見つけた店です。特に深い意味はありません)