俣野球場は横浜ドリームランド跡地に建てられた球場です。横浜ドリームランドといえば地元民にとってはそれこそ定番中の定番である遊園地で、さしずめ栃木でいう小山ゆうえんち*1、群馬でいうカッパピア*2のような存在でしょうか。しかし閉園してからは全く行く機会が無くなり、今回は実に7年半ぶりの訪問でした。
球場には大船からバスに乗って向かったのですが、道路は当時と変わらない大渋滞。ようやく坂道を抜けると、当時とはすっかり変わった風景が目に入ってきました。最寄のバス停で下車して球場へ。

スコアボードがライト側にあり、バックスクリーンと分離されているという珍しい構造です。ライト側後方に見える建物はドリームハイツ。
渋滞のために到着が遅れ、球場に入った時点で第2試合、厚木vs茅ヶ崎北陵の2回表が終わったところでした。この時点で茅ヶ崎北陵が7点の大量リード、7回どころか5回でのコールドも懸念されましたが、厚木が2・3回に集中打で5点を返したことで試合の行方は全く分からなくなりました。直後の4回表に茅ヶ崎北陵が1点を追加、7回表には目の覚めるような弾丸ライナーでの2ランで10-5としますが、ここから厚木の反撃第2弾が始まりました。7回に2点、8回に1点を返し2点差。9回表の茅ヶ崎北陵の攻撃を0点に抑え、最終回の反撃に全てを賭けます。
最終回の厚木の攻撃、先頭打者が倒れるも次打者がサードのトンネルで出塁、タイムリーで還ってついに1点差!なおも1死1塁の場面で、選択した作戦は送りバントでした。2死ながらも2塁にランナーを進め、次の打者に望みを託すも、打ち上げた打球は1塁側に高く上がり…ファーストがしっかりとキャッチして、茅ヶ崎北陵が10-9で逃げ切りました。

両チーム合わせて31安打の乱打戦、エラーも計7つと多めでしたが、最後まで手に汗握る好試合でした。ヒットで2塁からホームを狙ったランナーを好返球で刺したり、1死満塁のピンチを併殺で切り抜けたりと、いいプレーも随所に見られましたし。それだけに厚木は初回の6失点が悔やまれます。
試合終了後は俣野公園を散策。この辺りに観覧車ががあったんだよなあとか、この辺りにあったはずのゲームコーナーでピンボールをプレイしたんだよなあとか存分に思い出に浸った後、戸塚経由で帰宅しました。

*1:結局行けずじまいでした

*2:最終日に行きました