当初は白銀昇格に向けて全国大会で石を積もうかと考えていたのですが、松家昇格と聞いて急遽神宮に向かうことに。到着した時点で5回終了、一時は2点のリードを奪うもランドルフが崩れ、2-4の2点ビハインドという状況でした。ランドルフは続投するも6回裏に1点を追加され3点差に。7回裏は木塚にスイッチ、そして8回表の攻撃の間に投球練習を開始する松家の姿が。

隣では時々高宮も投げていましたが、8回表の終了時に呼ばれたのは松家。交代のアナウンスの後、ついに神宮のスコアボードに「松家」の文字が帰ってきました。

大学時代最後の登板が4年秋の第2週だったので、それからはや5年が経過したことになります。交流戦中に一軍デビューもヤクルト戦を迎えることなく抹消され、そこから二軍で結果を残しての再昇格。ようやくここまで来れたんだなあと感慨深く眺めていました。
肝心のピッチングの方はどうにも不安定で、先頭のガイエルに対し初球ストライクの後ボールを4球続けて四球、吉本に送られ、相川は追い込んだものの死球で1死1・2塁。四死球で塁を埋める良くないパターンでしたが、ここで館山が完投を目指して打席に立ったのは幸いでした。151km/hを計測しつつ送らせて2アウト目を取り(3塁に投げていれば刺せていたと思いますが)、1番に戻って飯原を三球三振に仕留め無失点で切り抜けました。飯原の次の打者は因縁の田中浩康でしたが、流石に2人の対決が見たいと思える状況であろうはずもなく。
この直後に打線が軽く4点以上取って念願の初勝利といきたいところでしたがそんな甘い話も無く、佐伯がヒットで出塁も吉村三振・石川併殺打で終了。この敗戦により今季の順位が確定したようですが、巨人の優勝より後に決まったというのは割と粘れた方ではないか、と勝手に納得しておこうと思います。