新潟で連勝し王手をかけて迎えた日米大学野球第3戦。この神宮で優勝を決めるべく晴れの先発の舞台に立った宮台、その初球は神宮での最速となる148km/h!ストライクが入らず先頭のフリードルをストレートの四球で歩かせたものの、続くケンドールを左飛に仕留め、大越さんの取れなかったアウトを取ることにまず成功します。その後バーガーにも四球を与え2死1・2塁となるも、ハリソンへの初球は150km/h!!追い込んで最後は空振り三振、初回を無失点で切り抜けます。
すると打線はその裏、アメリカ先発のマッケイから先頭の佐藤が左中間を破る2ベース。辰己が送って1死3塁となり、吉川尚は三塁線への痛烈な打球!もサードのバーガーが横っ飛びでダイレクトキャッチ、佐藤戻れず併殺…。絶好の先制チャンスに得点ならず。
援護寸止めに遭った宮台でしたが、2回も球威で押し、アウト3つをすべて三振で奪い無失点。しかし打順が2回り目に入った3回、先頭のフリードルは意表を突くプッシュバント。まんまと決められ、さらに盗塁を許すと、ケンドールにレフト線に弾き返され先制点を与えてしまいます。ヒウラは左飛に打ち取るも、バーガーへの初球にケンドールが三盗。1死3塁と追加点のピンチも、バーガーを追い込みインローで見逃し三振!2・2/3回を5奪三振、水野に後を託して降板。万雷の拍手を受けベンチに迎えられます。
水野はハリソンに死球を与えたもののホワイトを空振り三振に仕留め火消しに成功。6回2死までを無安打4奪三振に抑え、3番手の濱口にスイッチ。濱口は最速151km/h、チェンジアップも冴え、9回2死までを無四球6奪三振。最後の1/3イニングは吉川峻、ここまで4打席すべて出塁のフリードルを空振り三振!4人の継投でアメリカ打線を最少失点に封じ込めました。
しかし打線は2回以降チャンスが遠ざかり、3回大西が四球で出塁も牽制で誘い出され挟殺。2番手のレンジからも安打は佐藤の1安打のみ、四球で出塁した大山は盗塁死。1点ビハインドのまま最終回に入り、3番手はジョンソン。先頭の大西セーフティも当たりが強く倒れるも、続く佐藤がライト線へ猛打賞となる2ベース!代打楠本は見逃し三振も、吉川尚が粘って四球を選び2死1・2塁。そして打席には4番大山、2ボールからセンターへの大飛球!も背走したケンドールに追いつかれ試合終了…。足の差で黒星を喫し、優勝は草薙に持ち越しとなりました。