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高校野球の閉会式が終わって、号外も貰っていざ神宮へ。試合開始にギリギリ間に合いました。世界大学野球選手権の初戦、対韓国戦です。
日本の先発は斎藤、韓国の先発は尹明撰。斎藤は初回、2死から連打を浴び1・2塁とされるも後続を断ち無失点。その後も散発の安打は浴びるものの、要所を締めて6回まで無失点と上々のピッチング。一方の日本打線は3回に長谷川がセンター前2ベースでチーム初出塁、渡邉四球で1死1・2塁と先制のチャンスも、鈴木が4-6-3で先制はならず。5回にも1死から四球と連続ヒットで1死満塁と絶好のチャンスながら、またも鈴木が4-6-3…。
両チーム無得点のまま迎えた6回裏、日本は1死から伊志嶺がヒットで出たところで尹明撰が降板、2番手は左腕の羅成範。ここで伊藤が早慶戦で見せたような美しい弾道の2ラン！貴重な先制点を挙げます。
斎藤は6回無失点で降板、2番手は乾。乾はランナーは出すものの2回で5三振を奪い無失点。すると8回裏、韓国3番手の林治永から阿部が四球を選ぶと、伊志嶺が中日和田ばりのスイングでレフトにライナーで飛び込む2ラン！点差を4点に広げる貴重なダメ押し点を挙げます。
9回は大石が登板。三者三振の圧倒的なピッチングで試合終了、JPN4-0KOR で幸先良く初戦を飾りました。
最終的には点差は若干開いたものの、途中までは全く予断を許さない緊迫した展開でした。とりわけ目を引いたのが7回裏の韓国センター・高宗郁の守備。不慣れな球場ながら、長谷川の右中間に抜けようかという当たりを果敢にスライディングキャッチ。その直前に荒木の言わば「自分のお庭」で牽制死というミスが出ていただけに、球場内は割れんばかりの拍手に包まれました。