土曜の朝に盛岡にいるという貴重な機会を得たので、小旅行に出てきました。山田線の宮古まで行く最初の便(11:05発)を待ってもいられないので、大正義106急行に乗ってひたすら東へ。市街地を離れ高度が上がるにつれ山々が白く染まり、区界の付近では一面の雪景色!その後下りのかなりの部分は山田線との並走区間、よくこんな場所に線路を通したものだと感嘆させられました。
  
茂市駅の通過時には岩泉方面に伸びる線路の姿も。結局3年前の土砂災害から復旧せず、乗る機会もついに無いまま廃線の時を迎えることになってしまいました。末端の路線は1回の災害が致命傷になりかねないわけで、台風や大雨の際にはいつも心配させられます。一部不通が続く只見線は何とか復旧に漕ぎ着けてほしいですね。
そして海に近づくにつれ再び市街地の様相となり、宮古に到着。駅周辺は想像よりも賑わっていましたが、山田線の海沿い区間は依然復旧の目処が立っていないこともあり、線路に置かれている車両もどことなく寂しそうな雰囲気でした。
  
宮古駅で蕎麦をいただいてから北リアス線へ。トンネルを出たり入ったりの中、ふと目に入った田老地区の様子に息を飲みました。自慢の防潮堤が正面から粉砕された姿を見せつけられるのは本当に辛いことです…。
 
仮の終点である小本からは路線バスに乗り、キットカット仕様の田野畑へ。この区間の復旧ももうすぐです。
   
駅舎内は土産店に加え写真展も開設。震災前の駅周辺の風景を見た後、思わず外に出て同地点の風景を撮ってきました。こうして前後の差を見せつけられるのは精神的に相当来るものがありますが、だからこそきちんと目に焼き付けておかないとと思った次第です。
 
刺すような寒さの中を駅舎に戻り、次に来る列車はコタツ列車を併結。指定席に若干の余裕があるとのことで、相席ながらお邪魔させていただきました。コタツといえばお約束通り、籠に乗った蜜柑が置かれているのが嬉しいですね!道中不意になもみ(岩手版なまはげ)の襲来を受けましたが無事去ってくれ、記念の乗車証明書をいただきました。津軽鉄道のストーブ列車には 以前 乗ったことがあるので、これにて暖房列車をコンプリート。
   
そして久慈に到着。早速まめぶ汁!といきたいところでしたが生憎15分しか乗り継ぎ時間が無かったため断念し、レトルトパック版を購入。ついでにあまちゃん案山子を撮影してからリゾートうみねこに乗車。ここからはじぇじぇじぇJRの区間以前 乗ったリゾートしらかみと異なり車内販売やイベントは無いものの、その分外の風景に集中できるというものです。QMAでもお馴染み、ウミネコの聖地こと蕪島の姿も見えました。
   
そして八戸に到着し、途中下車して100円バスで八食センターへ。
 
八食に着き、何はともあれ南広場に行ってみると、期待通りJ1の最終節が放映中。既に広島が勝利を決め、マリノスはロスタイムの間に2点を挙げなければならない状況でしたが、力及ばずそのまま0-1で終了…。王手をかけながら広島に優勝を攫われる結果となってしまいました。この悔しさは天皇杯、そしてACLで晴らしてほしいですね。

しかしいい加減お腹も空いてきたので夕ご飯。前回 行った七厘村は既に終了していたため今回は回転寿司。ウニ、大間マグロを筆頭としたネタの宝庫にせんべい汁も付け、締めて4,850円、大変美味しくいただきました。レジャランカップ翌日の寿司テロへの耐性もついたところで、200円バスで本八戸の宿へ。翌日に続きます。