第101回全国高校野球選手権東東京大会 決勝戦

途中に波乱はあったものの、最後に残ったのは第1シードの2校。関東一の谷は威力のあるストレートを中心に四球を出しつつも抑え、小山台の安居院は緩い球で打者のタイミングを外して打ち取る対照的な先発で始まった試合は初回表の小山台が四球とエラーで1死1・3塁と先制のチャンスも、引っ掛けてしまい6-4-3で無得点。裏の関東一は1アウトからヒットで出た走者が牽制に引っかかりタッチアウト。序盤はともに0を並べるも、先手を取ったのは関東一でした。4回先頭の村岡が右中間を破る3ベースで出ると、1アウトから平泉がしぶとく一二塁間を破って先制、さらに渋谷のセンター前タイムリーでこの回2点を挙げます。
反撃に転じたい小山台打線でしたが、出るヒットは走者無しの状況での池本の単打のみ。四球で出た走者を還すことができないまま試合は終盤に入り、ヒットを許しつつも粘り強く投げていた安居院でしたが、8回ついに2死1・2塁から渋谷に左中間を破られるタイムリー3ベースを許し、ダメ押しの2点を与えてしまいます。
援護を受けた谷は9回も続投。2死からこの試合7個目の四球を与えるも最後は藤原を空振り三振に仕留めて2安打完封!関東一が3年ぶり8回目の甲子園出場を決めました。