11月下旬にして今年初めての東京ドームへ。他の諸大会が中止になる中で開催に漕ぎつけた都市対抗、この日の第3試合はENEOSvs東邦ガス。柏原と辻本の先発で始まった試合は開始直後ENEOS先頭の田中がセンターに弾き返すも、大島が猛然と突っ込みダイビングキャッチ!しかし続く川口がライトポール際に豪快にぶち込み先制点を挙げます。
反撃に転じたい東邦ガスはその裏先頭の大島が左中間に鋭い当たりもレフト岡部のダイビングキャッチから三者凡退。2回は若林・水本のヒットで2死1・2塁も氷見が左飛に倒れ無得点。ENEOS1点リードのまま試合は中盤に入ります。
そして迎えた4回裏の東邦ガスの攻撃は先頭上内が内野安打で出塁すると続く若林が右中間に大飛球!上内は3塁を回ってホーム突入も素早いクッションボール処理から返球の前に本塁憤死…。さらに若林もホームランを確信してゆっくり走っていたため、無死2・3塁のはずが1死1塁となってしまい、その後2死1・3塁と再度攻め立てるも柏原から代わった西島の前に水本一ゴロ。川端のタイムリーで1点を追加された直後の5回には1死から飯田がセンター前に運び、2回目の出場で記念すべき東京ドーム初ヒット!も楽天ドラ3藤井の巧みな牽制に誘い出され挟殺…。6回の1死2・3塁も後続倒れ、無得点が続きます。
そのままENEOS2点リードで試合は8回へ。なおも続投の辻本でしたが川端ヒットと四球で2死1・2塁のピンチ。マウンドに集まった後に続投を選択するも、今日ここまで無安打の小豆澤が左中間を破る2点タイムリー2ベースを放ち、辻本はついに降板となります。
ヒット数ではENEOSを上回るも無得点が続いていた東邦ガスはその裏小林と比嘉のヒットで2死1・3塁とし、比嘉がセンター前に落ちようかという当たりも、小豆澤がセカンドから最短距離で背走しダイビングキャッチ!鉄壁の守りの前にまたも0点に終わると、ENEOSは直後に屋宜から四死球でチャンスを作り、代わった水田から篠原が右中間真っ二つの2点タイムリーでダメ押し。その裏を5イニング目の藤井が3人で抑え試合終了、大久保監督が復帰したENEOSが大会通算100勝の金字塔を打ち立てました。