まずは第1試合のH-R、尾﨑と池田の先発で始まった試合は双方走者を出しながらも無得点で迎えた4回表、法政は今泉内海貴の連打で1死1・3塁のチャンスを作ると、開幕戦7打点の高原がスクイズを決めて先制。この1点を尾﨑が綱渡りで守って終盤を迎えますが、7回裏、連続四球で1死1・2塁となったところで降板。後を任された塙がここは連続三振でピンチを脱するも、続投した8回に菅谷に2ベースを許すと、1死3塁から戸丸の犠飛で同点。そのまま延長に突入します。
延長に入り、法政は吉鶴、立教は小畠がそれぞれロングリリーフで好投。法政は試合前半で打撃好調だった内海貴に満塁で打席が回るも活かせず、そのまま12回まで無得点が続き、この日の勝ちは無くなります。その裏引き分けに持ち込むべく吉鶴が3イニング目のマウンドに上るも、ライト側後方で雷鳴が鳴り響き、雨も強くなり中断。一時は雹にまで変わったものの、30分の後に青空が戻り再開。代打黄にヒットを許すも後続を抑えて引き分けで試合終了、前日の中止と合わせて東都の延期が決まりました。

続く第2試合、先発の鈴木健は1・2回をともに3人で抑える無難な立ち上がり。しかし3回先頭の小澤に右中間を破られると、梅林がバント処理の送球を山縣の背中に当ててしまい、逸れる感に小澤に還られ失点。その後2アウトまで漕ぎつけるも、中村将にタイムリー、熊田にも2ランを浴び、自責点0ながら4点を先制されます。
早稲田先発加藤の前に最初の一巡を完全に抑えられた打線は4回、先頭の酒井捷がライトに美しい弧を描いてホームラン!記念すべき部の通算200号で反撃開始と行きたいところでしたが、その裏鈴木健が2アウトを取ったところで、今度はレフト側から雷鳴が鳴り響き、雨も降り出し50分の中断。再開の後3連打を浴びるもここは抑えたものの、5回に併殺崩れの間に1点を失い、この回限りで降板となります。
6回から2番手は渡辺。小宮山監督の見守る中、和田との海城バッテリーで上手く打たせて取り、最初のイニングを三者凡退!2イニング目にはエラーで出した走者を連続タイムリーで還され2点を失ったものの、上々のリーグ戦デビューを果たしました。8回は長谷川大がリーグ戦初登板、長打攻勢で2点を失ったものの1イニングを投げ切りました。
酒井捷のホームラン以降再び沈黙していた打線は8回大井がセンター前、9回には別府梅林に待望の連打が出るも、後が続かず試合終了。加藤に完投され初戦を落としました。

東大 - 早大 1回戦
T 000 100 000 1
W 004 010 22X 9
T ●鈴木健-渡辺-長谷川大
W ◯加藤

50安打への道

酒井捷(2年) 本日 1安打 (1HR) → 通算 4安打 (1HR)
別府(3年) 本日 1安打 → 通算 19安打
梅林(4年) 本日 1安打 → 通算 13安打
大井(4年) 本日 1安打 → 通算 6安打

100奪三振への道

鈴木健(4年) 本日 1奪三振 → 通算 24奪三振