引き分けから一夜明けての第2戦、明治戦に続いて先発を任された小髙峯でしたが、初回走者を溜めると蛭間にライト前に軽打され失点。さらに1死満塁から森田朝に二ゴロを打たせるも、林遼が2塁に投げようとしてファンブル…。2点目を失い、なおピンチは続くも、何とか後続を打ち取り2点止まり。すると直後の攻撃で連続死球と別府ヒットで1死満塁のチャンス到来。ここで早くも小髙峯に代打内田を起用、三振で2死となるも、打順還って宮﨑中井が連続タイムリー!3点を挙げて逆転すると、3回にも梅林死球から松岡泰が今季初ヒットとなる2ベースで2・3塁とし、阿久津センター前タイムリー、さらに林遼がスクイズを決めて2点追加。早稲田先発の齋藤正をこの回限りでマウンドから引きずり下ろします。
その裏に2番手の松岡由が松木のタイムリーで1点を失うも、直後に浦田のタイムリーで再び3点差に。そして松岡由が代打を出され降板したことで、3番手に綱嶋が上がります。リードした場面での登板という非常に珍しいリーグ戦デビューでしたが、落ち着いたピッチングで2イニングを1四球のみの無失点、しっかりとリードを守ります。そして6回に代打を出されお役御免となると、その裏から井澤が登板!前日155球完投からの連投でしたが簡単に2アウトを取り、中川卓にもボテボテのゴロを打たせるも、ボテボテすぎて内野安打となり、さらに中井の送球が逸れて中川卓は2塁へ。続く中村将はサード浦田の正面のゴロ、走ってきた中川卓をスルーして1塁に送球も逸れ、その間に中川卓に還られ2点差に…。それでも7回は三者凡退、8回は連続四球から送られ1死2・3塁となり中村将の犠飛で1点差に迫られるも、松木の高く弾んだゴロを梅林がジャンプして好捕!リードして9回裏を迎えます。
勝利まであと3人に迫った井澤でしたが、先頭森田朝に一二塁間を破られるヒット、代打梅村のバントで1死2塁。しかし前田健を左飛に打ち取り2アウト、続く印出もタイミングを外した空振りで2ストライク目を取り、ついにあと1球。完全に押せ押せの場面でしたが、ここで印出が間合いを取って一時中断。仕切り直しとなり、改めてカットボールで決めにかかるも低めを合わされ、打球は無情にもセンター前へ…。別府渾身のバックホームも及ばず森田朝生還、土壇場で追いつかれてしまいます。なお打席には熊田、ライト線際のライナーにヒヤッとさせられるも最後は見逃し三振に打ち取り試合終了。前日とは一転して勝ちを逃した引き分けに終わりました。
東大 - 早大 2回戦 T 032 100 000 6 W 201 001 011 6 T 小髙峯-松岡由-綱嶋-井澤 W 齋藤正-ユエン-佐竹-中森-原
50安打への道
宮﨑(4年) 本日 1安打 → 通算 28安打
中井(4年) 本日 2安打 → 通算 17安打
浦田(4年) 本日 1安打 → 通算 2安打
松岡泰(4年) 本日 1安打 → 通算 18安打
阿久津(4年) 本日 1安打 → 通算 12安打
別府(3年) 本日 1安打 → 通算 6安打
大井(3年) 本日 1安打 → 通算 3安打
100奪三振への道
続く第2試合のH-K、慶應先発の外丸が初回1死満塁のピンチも後続を抑えると、その裏先頭の萩尾が法政先発の尾崎から初球をバックスクリーンにホームラン!しかし法政も4回に今泉のタイムリーで追いつきます。
この頃には試合開始前から降り続いていた雨が一層強くなり、試合成立さえ危ぶまれる状況に。それでも5回終了時に土を入れて続行すると、6回裏に善波のスクイズで慶應が勝ち越し。7回表も2死3塁となり、試合成立まであと1人まで漕ぎつけるも、宮﨑がライト前に落ちるタイムリー。さらに飛びついた山本が後逸する間に宮﨑がホームを突くもタッチアウトで同点止まりに終わり、その裏慶應が無得点に終わったことで試合が成立します。
同点で試合成立したことでてっきりコールドにすると思いきや、8回終了時にも土を入れて最後までやり切る構え。そして8回から登板の橋本達が9回表も無失点に抑え、慶應の負けは無くなります。法政も引き分けに持ち込むべく武冨が3イニング目のマウンドに上がるも、1死から萩尾が初球を打った瞬間のサヨナラホームラン!萩尾に始まり萩尾に終わった試合で昨日の雪辱を果たし、橋本達はリーグ戦初勝利を挙げました。