今までは関東か近畿で行われてきた侍ジャパンU-18壮行試合ですが、今回は大会が沖縄で行われるということで、セルラースタジアムでの開催。さすがに二の足を踏みましたが、何だかんだで行く機運が自分の中で高まってきたので行ってきました。羽田から那覇に降り立ち、ゆいレール奥武山公園駅で下車。暑さは関東に比べ大分マシなものの紫外線が懸念されるところでしたが、幸運にも割り当てられた席は屋根の下。程なくしてセレモニーが始まり、小禄高校の生徒による華麗なダンスも披露されました。
   

大学代表の先発は宮城。島田の代替として招集されたことで得た凱旋登板で、藤森・阿部のヒットに暴投も絡み2・3塁のピンチも何とか無失点。直後に高校先発の下重から小島のソロで先制も、3回に登板の毛利から為永阿部が連打と、押される展開が続きます。4回には高校2番手の中野を四球と小田松下の連打で無死満塁と攻め立て、小島は一二塁間をゴロで破ろうかという打球も、追いついた奥村凌が甲子園の再現とばかりの2塁送球で封殺。続く谷端が犠飛もその2点に終わると、5回に登板の齊藤が藤森にタイムリーを許して追い上げられます。
5回を終わり、大学3安打に対し高校は7安打。リードしている気がしない展開でしたが、7回に登板した坂本から満塁のチャンスを作り、山形小田が連続タイムリー。4点を挙げて突き放すと、8回は緒方vs奥村頼の横高対決が実現し、投げづらかったか結果は四球。9回は満を持して石垣が登板、最速153km/hのストレートと変化球のコンビネーションで簡単に2アウトを取られるも、山形繁永の連打でダメ押しの1点を挙げます。
得点に加えて安打数でも上回り、9回裏は佐藤。今週開幕した仙台六大学で仙台大が空き週だったため巡ってきた機会で、150キロ台半ばを連発して圧倒し、奥村コンビと高畑に何もさせずに三者連続三振を奪い試合終了。ヒヤッとする場面もありましたが、最終的には大学代表が先輩の威厳を示しました。