観に行けなかったのが本当に惜しまれる試合でした。

先発は香取と仁平。昨秋の1回戦でともに救援、勝ちと負けを分け合った二人が今回は先発で対決することになりました。1回表、打線がいきなり仁平に襲い掛かり、鬼原・内海・堀口の3連続タイムリーで3点を先制!香取の制球が乱れて逆転されるも、直後に岩崎・鬼原の連続タイムリーで再逆転!取られても取り返すという近年見ていなかった試合運びで、リードを保ったまま終盤に突入します。
香取をリリーフして以降リードを守り続けた前田でしたが、7回に捕まってしまいました。ピッチャーの小室自らに同点打を浴び、さらにタイムリー・犠飛で2点のビハインドに。8回は無失点で抑え、最終回へ。
最終回、粘り強く投げた前田が代打を出されて退きましたが、ここからが真のクライマックスでした。代打の山本幸がヒット、舘が送って山越ヒットで1・3塁。ここで岩崎が再びタイムリーを放ち1点差に!さらに鬼原死球で1死満塁!
しかし内海三振、堀口が中飛に倒れて万事休しました。

東大 - 立大 2回戦
T 300 300 001 7
R 103 001 30X 8
T 香取-●前田
R 仁平-丸山-○小室

7得点は 04年秋の明治戦 以来6年ぶり、1イニング3得点を2回は 03年秋の法政戦 以来7年ぶり。
先制・逆転も見事でしたが、注目すべきはやはり最終回の反撃でしょう。同点〜リードしたところで9回裏を安原らでどう抑えるかという算段はとりあえず置いておいて、絶対に諦めないという気持ちが実況から感じられるようでした。
これにて春の全試合が終了。16与四死球やらノーノーやら7被完封やらと全体的に苦いシーズンでしたが、終わり良ければ何とやらで、この試合こそ来期に繋がる希望と言えるでしょう。今季の具体的に良かったところを挙げるとすれば

  • 舘・山越の台頭
  • 内海のセカンド守備
  • 香取が長いイニングも任されるように

で、課題はそれ以外といったところでしょうか。秋には1年生も含め、一皮剥けた姿を期待しています。

50安打への道

舘(2年) 本日 1安打 → 通算 9安打
山越(3年) 本日 2安打 → 通算 7安打
岩崎(3年) 本日 3安打 → 通算 32安打
鬼原(4年) 本日 3安打 → 通算 29安打
内海(3年) 本日 1安打 → 通算 26安打
堀口(4年) 本日 2安打 → 通算 17安打
山本幸(2年) 本日 1安打 → 通算 2安打

岩崎・鬼原が猛打賞。岩崎はあとホームランが出ればサイクルという大当たりで3打点。今までに挙げた打点が野村から打ったソロのみの1打点で、ようやく待望のタイムリーが生まれました。