横浜の先発は小杉。広島相手に連続で好投を見せるなどローテに定着しつつありましたが、今日は乱調。初回先頭の田中浩に三遊間を破られると、2死1・3塁から畠山にレフト前に運ばれ先制を許してしまいます。2回にも2死から田中浩・川島の連続タイムリーで2失点、3回にも2四球で2死1・2塁としたところでたまらず菊地に交代。菊地は田中雅を打ち取り火消しの役目を果たしましたが、いきなり3点を追う展開となります。
ヤクルト先発の赤川は順調な立ち上がりも、3回1死から突然の3連続四球。満塁のチャンスに内村の犠飛で1点を返すと、4回先頭の中村紀の打球はレフトスタンドへ一直線!NPB通算1995本目、日米通算2000本目の安打を、見事ホームランで飾りました。

「日米通算は通過点、節目はNPB通算で」とのことで花束贈呈の類は無く、スコアボードとアナウンスでシンプルな祝福のみ。これからナゴド→マツダハマスタ(1試合)→新潟と遠征が続くため、見に行きやすい首都圏での達成は厳しそうですが、そんなことは気にせず1日も早い達成を期待しています。
この回限りで赤川も降板。リリーフ転向のロマンに2回を無得点に抑えられますが、こちらも小林寛が負けじと好投して1点差のまま終盤へ。そして7回、2死から井手がセンター前で出ると、ブランコが逆転の2ラン!値千金の一打で、min(16/29*144, 55) 本ペースを堅持。
そして最終回、ショートの守備固めとして白崎が1軍初出場、そして山口で逃げ切る構えも、先頭森岡にライト前に運ばれ安定の劇場開演。白崎の好守備もあり2死2塁まで漕ぎ着けるも、畠山にレフト前タイムリーを浴びて試合は振り出しに…。何とか同点で止め、その裏想定外の形で打席が回ってきた白崎が内野安打で出塁、内村送ってサヨナラのチャンスも、投手が大原しか残っていなかったため山口に代打が出せず、三振で延長戦に。
ヤクルトも9回から新守護神の山本哲を登板させ、代打も送らず10回も続投。先頭の中村紀が倒れ、打席には今日4タコの金城。寒さが厳しくなる中11回突入を覚悟していたところ、打球は鋭いライナーでライトスタンドに突き刺さるサヨナラホームラン!劇的な幕切れで、山口はハーラー単独トップの4勝目を挙げました。