そして今津経由で甲子園へ。石川涌井の代に報徳戦を内野で観たり、WBC壮行試合 の合間に甲子園歴史館に行ったりしたことはありますが、阪神戦を観るのも外野席で観るのも今回が初めて。50段中の41段目から見下ろすグラウンドは遥か遠く、神宮ハマスタ東京ドームと外野の薄い球場に慣れている身からするともの凄い距離感のギャップ。改めて甲子園のスケールの大きさを実感しました。
 
阪神の先発は岩貞。しかし初回先頭の山田をセンター前で出すと、2死まで漕ぎ着けたものの連続四球で満塁。続く飯原も3ボールとし、ストライクを取りにきた球をセンターに弾き返され2点を失います。2・3回と無失点で抑えて立ち直ったかに見えましたが、4回鳥谷・ゴメスのまずい守備もあり2死満塁とされると、山田に対してストレートの四球で押し出し…。初勝利を挙げたハマスタのようにはいかず、結局6回途中、2死2・3塁とされマウンドを降ります。2番手として鶴が登板、山田をストレートの四球で歩かせ比屋根勝負…かと思いきや、比屋根の代わりにバレンティンが出てきました。とは言え3点ビハインド、特に記録もかかってはいない場面で気負わず投げれば良かったはずでしたが、縮こまってしまい3-1から外に大きく外れる押し出し…。結局高宮が尻拭いをする羽目になりました。
小川の前に抑えられ、偶に出た走者もゲッツーで潰していた阪神はようやく7回、ゴメスのホームランで完封を阻止。さらにマートンレフト前、福留四球で1死1・2塁とし、代打新井貴が登場。同点3ランか、はたまた華麗なツラゲかと注目の中、右飛で進塁という何とも微妙な結果に。続く梅野に代えて関本を起用も三振で、この回1点止まり。
そのまま試合は9回裏の阪神の攻撃。抑えのバーネットに対し1死からマートン・福留が連打で1・2塁。福留はこの試合2安打2四球で全打席出塁という狂い咲きでした。代打坂は遊ゴロで2死1・3塁となるも、鶴岡がショートへのタイムリー内野安打!2点差となりなおも1・2塁、一発が出れば逆転サヨナラという場面で一昨日ホームランの狩野を迎えるも、遊飛で試合終了。追い上げ及ばずヤクルト逃げ切り、小川が7勝目を挙げました。



試合後は阪神電車で梅田へ。惜しまれつつもこの6月に閉店したモンテの代わりにR1梅田で日が変わるまで時間を潰し、終電で京都に帰還。最終日に続きます。