ここまで1勝1敗、勝った方が東都4部優勝となる東京工業大vs東京都市大を観に大田に行ってきました。生憎の雨でしたが、入替戦が来週月曜に迫っているということで、第2試合の3部最終戦を中止にした上で30分遅れで試合開始。東工大の先発は稲垣、武蔵時代は1つ下の小宗との二枚看板で夏ベスト16の立役者となりましたが、月日は流れ東工大の大黒柱に成長しました。その立ち上がりは都市大の先頭牧野に浅く守ったレフトの頭上を越える2ベースを浴びると、2死1・2塁から奈良にセカンド後方に落ちるタイムリーを許し失点。しかし後続を断つと、2回の1死2・3塁はスクイズをホームで刺して切り抜け、4回はバント悪送球2つで無死満塁のピンチを迎えるもスクイズが投飛ゲッツーとなる幸運。最速110キロ台ながら相手の打ち気を上手くはぐらかし、4イニングを1失点にまとめます。
一方都市大の先発は塚田。コンスタントに120キロ台後半を出す速球の前に東工大は初回無得点に終わるも、2回に牧がレフト線への2ベースで出ると、続く森合が三塁線を破るタイムリーで同点。3回には四球盗塁犠打で1死3塁とし、前川のタイムリーで勝ち越しに成功します。
リードした東工大は5回から継投モードへ。まずは2番手に1年生の清谷、入学して間もないこの時期に驚きの起用でしたが、100キロ台のストレートと90キロ台の変化球で三者凡退。6回は3番手の山中が無死2塁を凌ぎ、リードを保って終盤に突入します。
そして7回は4番手の長。ここまでの継投の中で最速の120台半ばを出すも、連打から送られ1死2・3塁。初回タイムリーの奈良を迎えた場面で、バッテリーは申告敬遠を選択。次打者を三振に打ち取り、続く新山を追い込むも、外いっぱいのボールに合わせられた打球はライト前に落ちる2点タイムリー…。都市大が逆転に成功します。
逆転した都市大は8回から金城を投入。4部では破格の130キロ台をサイドからポンポン投げ込んでくる相手に東工大はノーヒットに終わり、そのまま試合終了。東京都市大が4部優勝を果たし、成蹊大・芝工大と三つ巴の入替戦に臨むことになりました。