先発の小髙峯は初回先頭の宮﨑を四球で出すも、2塁を盗もうとしたところをしっかり逮捕。2死走者無しとしたものの、そこから四球死球で走者を溜め、野尻のタイムリーで先制を許します。それでも2回は無失点に抑えてオープナーの役目を果たすと、2番手の松岡由も3・4回と無失点。5回も簡単に2アウトを取ったものの、齊藤大にレフトオーバーの2塁打を打たれると、浦のピッチャー返しをよく止めたものの1塁への送球が悪送球となり追加点を許します。
後半に入り、3番手は鈴木健。6回は先頭野尻をヒットで出すも村上のバントを松岡泰が矢のような2塁送球で併殺に打ち取り無失点も、7回先頭の高田にヒットを許すと、宮﨑のバントを鈴木健が1塁に悪送球…。ボールが転々とする間に高田に一気に還られると、続く齊藤大にもタイムリー。齊藤がリリーフも、2死満塁から海崎に左中間を破られる走者一掃のタイムリーを許し、5点のビッグイニングを作られてしまいます。
法政先発尾崎の前に7回まで無得点に抑えられていた打線はようやく8回、2番手の石田から2・3塁とし、阿久津の左中間へのフライをセンター宮﨑とこの回からレフトに入った中津が交錯して落球する間に2点を返したものの、その裏登板の井澤が内海貴に特大のホームランを浴び2失点。9回は武冨の前に3人で抑えられ、春のリーグ戦は勝ち星無しに終わりました。

東大 - 法大 2回戦
T 000 000 020 2
H 100 010 52X 9
T ●小髙峯-松岡由-鈴木健-齊藤-井澤
H ○尾崎-石田-武冨

50安打への道

阿久津(4年) 本日 1安打 → 通算 16安打
梅林(3年) 本日 2安打 → 通算 6安打
松岡泰(4年) 本日 1安打 → 通算 21安打
大井(3年) 本日 1安打 → 通算 4安打

100奪三振への道

松岡由(3年) 本日 1奪三振 → 通算 12奪三振
鈴木健(3年) 本日 1奪三振 → 通算 15奪三振



続いては天王山のM-R。村田と島田の先発で始まった試合は初回2死から宗山がヒットで出塁すると、続く上田が右中間に豪快な先制2ラン!さらに山田陸も3ベースと試合を決めにかかるも後続倒れると、島田は2回以降立ち直り無失点。すると2回に吉岡のタイムリーで1点を返し、以後試合は膠着状態となります。
後半に入り、先に動いたのは立教。島田を5回で下ろし2番手に宮を投入も、宗山が今度はライトスタンドにソロを放ち再び2点差。さらに上田2ベースと試合を決めにかかるも、立教は池田をつぎ込み必死の防戦。すると7回、先頭山田のヒットから1死3塁とすると、黒岩の遊ゴロを宗山らしからぬファンブルで1点差。さらに吉岡のゴロを村田が無人の1塁にトスとミスが続き、1死2・3塁と一打逆転の状況に。続く佐藤に対してフルカウントまで縺れるも、空振り三振で村田の勝ち!続く代打田中も二ゴロでピンチを脱するとそのまま続投、9回の2死3塁も代打森村を中飛に打ち取って逃げ切り。完投で明治が完全優勝に王手をかけました。