オールスターゲーム2023 in 桐生

初の関東開催となった六大学オールスター。試合開始も15時半ということで、普段と変わらない時間に起床して出発し、悠々と桐生へ。わたらせ渓谷鉄道の増発便で運動公園で降り現地に着くと、既にものすごい人だかり。僅かばかりバックネット裏にある屋根下の席も関係者と先客で占められており、照り付ける太陽の下、じっと耐えることになりました。
溝口監督による全日本仕込みのイベントノックが行われた後、開会のセレモニー。荒木市長の挨拶では「球都」と「希由翔」を掛けたギャグで場を冷やしてくれないかと期待しましたが、さすがにそこまでベタなことはありませんでした。そして試合開始直前には桐生高校のレジェンドである木暮洋氏と相場勤氏のバッテリーによる始球式。早慶のユニフォームに身を包み、見事武川から空振りを奪いました。
   

先発は渡良瀬ストリームズ(法慶東)が外丸、赤城ウインズ(明早立)が石原。先攻の渡良瀬は初回先頭の武川が2ベースで出塁、2アウトとなって打席には内海。外野後方には東武上毛電鉄の列車がそこそこの頻度で往来しており、特大の一発が直撃してしまったらと緊迫の場面でしたが、一ゴロで無得点。すると後攻の赤城は先頭尾瀬が2ベース、熊田のタイムリーで先制します。
先制を許した渡良瀬でしたが、直後に2番手の伊藤から、先頭栗林の三ゴロが上田のファンブルを誘って出塁すると、宮崎の四球、山口のセンター前で1死満塁。ここで別府がしっかりセンターに犠飛を打ち上げて追いつくと、続く武川の2点タイムリーで勝ち越しに成功。5回には4番手の菱川から武川が猛打賞となるヒット、酒井もライト線2ベースで続き、今泉の2点タイムリーで突き放します。

5回終了時のグラウンド整備の間には桐生清桜高校による和太鼓演舞が行われ、両チームメンバーも大きく入れ替わって試合再開。6回表に渡良瀬は回跨ぎの菱川から四球でチャンスを作り、斎藤快のタイムリーで追加点を挙げるも、その裏赤城は4番手吉鶴を攻めて2点を返し、渡良瀬3点リードで7回に突入。ブルペンでは鈴木健が肩を作っており、準備は万端という状態でしたが、不穏な雨雲が上空を覆うと、突然の土砂降り。たまらず中断、選手がベンチに引き上げますが、程なく堀内がグラウンドに戻り、ベースを一周してホーム上のシートにダイブ!ここでスタンドから\梅林が足りない/の大コールが起き、期待に応えて梅林も登場、快打を放ち歓喜のホームイン。これに触発されたか続々と選手が登場し、中断中も大盛り上がり。
 

そうこうしているうちに雨雲は通り過ぎたものの、ここまでの降雨でグラウンドは復旧不可能となり、無念の打ち切り宣告…。オールスター初のコールド決着となりました。