前日の旅程組み直しで気力を消耗していたため、ゆっくりベッドを出て行動開始。北海道とはいえ日の射す昼間は汗ばむほどの暑さで、たまらずバスでエスコンへ。着いてみると昨日は閉じられていた屋根がフルオープンで、しかも日陰になるバックネット席を取っていたため、観戦にはこれ以上無い環境。この日も営業している店のうちから豚丼を選んで席に着きました。
この日の試合は毎年恒例のオールスター。先攻のTeam Penhallow(明慶東)が山田、後攻のTeam Clark(早法立)が伊藤の先発で始まった試合は初回Penhallowが宗山・横山のタイムリーと小島の犠飛で3点を先制。さらに藤田も内野安打でチャンス継続も、本間倒れて3点止まり。するとその裏、凱旋登板の山田が走者を溜めると、印出にレフト側ブルペンに飛び込む3ランを打たれ試合は振り出しに戻ります。
双方3点ずつ取り合う激しい出だしでしたが、2回以降は一転、走者が出つつもあと一本が出ない膠着した展開に。Clarkは山田が2回は無死1・2塁のピンチを凌ぐと、3回は木暮が三者凡退に抑え、4回からは渡辺向が登板。武川に四球、松下にレフトへの2ベースを許し無死2・3塁のピンチも、田中の鋭いライナーが3塁線を締めて守っていた本間の正面に飛び併殺!続く菅谷も三邪飛に抑えてピンチを脱すると、続投した5回は山縣に2ベースを許すも吉納を三邪飛、吉安を遊直に打ち取り無失点!!2イニングをしっかり0に抑えました。
ここで勝ち越せば渡辺向に勝ち投手の権利が来るという6回、ここまで無安打だった今津が吉鶴からセンター前で出塁。凱旋出場で待望の一本が出るも、水鳥三振で無得点。その裏は渡辺和が登板し無失点に抑えるも、2イニング目の7回、菅谷尾瀬に連打を浴び無死1・2塁とされ、続く柴田は投ゴロも2塁への送球が逸れてしまい菅谷が生還…。なお無死2・3塁から吉納吉安連続三振で2アウトまで持ち込むも、中津の打席でタイムリー暴投……。Clarkがこの回2点を勝ち越すと、8・9回は小畠がPenhallowの攻撃を無失点に封じて逃げ切り。Team Clarkが勝利を収めました。
試合後は首尾よく1時間に1本の苫小牧行きに間に合い、日高本線に乗り換えて鵡川に到着。嘗ては様似まで続いていた長大路線もその大部分が廃止となり、それ以後に設置されたと思しき駅名標も浜田浦駅が廃止されたことで浜厚真のシールが貼られた状態。駅舎内に飾られた時刻表に在りし日の栄華を想い、路線には乗れるときに乗っておけという当たり前のことを胸に刻みながら、折り返しの列車で苫小牧に戻りました。
帰還してチェックインを済ませ、夕食は宿近くで開いていた店でドリアハンバーグ定食、腹ごなしに復活を果たした苫猫で足跡を残して宿に帰還。明日に続きます。