今年もホームで迎えたイースタン終戦。昨日悲願の優勝を決めたこともあり、実に3,860人の大入り。外野の芝生席も開放されました。
先発は小園。今年は1軍で初先発を果たすも苦い結果に終わり、ここで来年へと繋がる投球を見せたいところでしたが、球速が140前半止まりで決め手を欠き、3四球で1死満塁から寺地にライト前に運ばれいきなりの失点。それでも後続は断ち、2・3回は無失点に抑えて降板。課題の残る内容ではあったものの、試合は壊さず粘りました。
小園降板後の4回は京山、5回は濱口が1死3塁のピンチも上田村山を連続見逃し三振で無失点。4回まで無得点に抑えられていた打線も5回、3番手東條から大田西浦の連打で1・3塁とし、勝又の犠飛で同点。なお西浦が塁上に残り、勝ち越しを狙うも、代わった大谷の最速154km/hの前に抑えられ、同点のまま試合は後半に入ります。
6回は高田が四球を出すも無失点に抑え、7回は三浦。今季ここまで1軍登板も無い厳しいシーズンでしたが、平沢を空振り三振、山本大斗を三ゴロ、菅野を一ゴロで三者凡退!するとその裏、6番手の秋山から先頭の蓮がレフト前、さらに連続四球で1死満塁となり、石上が勝ち越しのライト前タイムリー!続く井上もライト線に走者一掃の2ベース!!ルーキーコンビの連打で4点を勝ち越します。
三浦に勝利投手の権利が転がり込んだところで、8回はマルティネスがパワーピッチで無失点に抑え、9回は三嶋。カメラに撮られながらベンチを飛び出すといういつもとは異なる雰囲気での登場で、先頭の代打山口を三振に打ち取るも、黒川平沢山本大斗の3連打で満塁…。一発が出れば同点の状況も、上甲と蓮がマウンドに向かい場を落ち着かせると、菅野犠飛で1点を失うも2アウトとし、最後は池田を投ゴロに打ち取り試合終了!後輩の勝ちを無事守り切り、勝利でレギュラーシーズンを終えました。

例年であればフェニックスリーグの抱負を述べて終わりになるところ、今年は実に42年ぶりの優勝を果たしたということでセレモニー。当然ながら当時を知るメンバーがいるはずもなく、青山2軍監督がいかにも不慣れな動きでチャンピオンフラッグとトロフィーを受け取り、ファーム日本選手権で日本一を目指すという力強い宣言。チャンピオンフラッグを囲んでの記念撮影から場内一周を見届けたところで、名残惜しくも球場を後にしました。