雨で1日延びての1回戦、このカードも先発を任された井澤ですが初回先頭金子のピッチャー返しが腹に直撃。何とか処理してアウトにするも治療のためベンチへ…から無事復帰!後続も抑えて三凡スタートを切ると、その裏先頭の笠原がエラーで出塁、2死1・2塁となって武隈がセンターにタイムリー!鮮やかに早川から先制点を奪います。
援護を受けた井澤は2・3・4回と無四球無失点の快調なピッチング。5回も簡単に2アウトを取りましたが、そこから熊田にヒットを許すと牽制悪送球で得点圏に進めてしまい、蛭間のタイムリーで同点。さらに早川を追い込みながらも低めを掬われるタイムリーで逆転を許します。続く6回には1死から3連続四球で満塁とし、野村熊田に連続タイムリーを浴びKO。3試合連続のQSを逃すと、代わった小宗も蛭間にタイムリーを許し点差を広げられます。
7回も小宗続投も瀧澤のスクイズと福本タイムリーで2点を失い、一方打線は2回以降立ち直った早川の前にチャンスを掴めず、6回石元・武隈の内野安打で2死1・3塁も大音三振。早川に7回13Kで降板されてしまうと、その後を山下→柴田と繋がれ無得点で終了。初回の先制点を活かすことができませんでした。

早大 - 東大 1回戦
W 000 023 200 7
T 100 000 000 1
W ◯早川-山下-柴田
T ●井澤-小宗-奥野

50安打への道

石元(4年) 本日 1安打 → 通算 23安打
武隈(4年) 本日 2安打 → 通算 20安打

100奪三振への道

井澤(2年) 本日 3奪三振 → 通算 20奪三振
小宗(3年) 本日 1奪三振 → 通算 12奪三振
奥野(3年) 本日 4奪三振 → 通算 12奪三振



続く第2試合のH-M、高田孝と入江の先発で始まった試合は初回法政が宮崎の快足を活かしての内野安打で出塁も、続く中村迅の左飛でアウトカウントを間違えたか2塁を回ってしまい戻れず併殺。2回大柿佐藤勇の連打も点に繋がらず入江を攻めあぐねているうちに、明治は4回先頭の丸山がヒットで出塁、すかさず盗塁が大暴投を誘って悠々3塁を陥れると上田のタイムリーで先制。さらに陶山にもタイムリーが飛び出し2点を先制します。
法政は6回から2番手石川に継投も、1死1塁から公家が横高同期対決を制するライト前でチャンスを広げると、満塁から入江のサード強襲タイムリー、代わった落合からもゴロの間に追加点。リードを4点に広げると、入江も尻上がりに調子を上げ、結局最後まで3塁を踏ませず圧巻の13K完封。これまでの不調を吹き飛ばす快投で明治が初戦を制しました。

先発は西山と森田。先週の法政戦では2回で降板した西山でしたがこの日は1・2回を三者凡退。3回に連携の乱れで瀬戸西を内野安打で出してしまうも後続を断ち、3回まで無失点と素晴らしい立ち上がりを見せます。しかし4回先頭の廣瀬に右中間を破られる2ベースを許すと、1死1・2塁から橋本典にレフト線へのタイムリー2ベースを浴び先制を許してしまいます。
それでもまだ1失点という場面でしたが、ここでベンチが早々と動き小宗に交代。左打者が続く場面で勝負に出ましたが、福井にセンター前、瀬戸西に犠飛を許してリードを3点に広げられてしまいます。
5回にも四球と2つの暴投で4点差に広がった裏の攻撃、先頭の梅山が四球を選んだ場面で小宗に代打宮崎を起用。球が抜け気味とは言え小宗を早々に降ろす思い切った采配でしたが、右中間真っ二つの2ベースで期待に応えると、1死から早川石元が連続タイムリー!1点差に迫り、森田をマウンドから引きずり下ろします。
代わった小林綾からも大音のライト前でチャンス続くも後続倒れ追いつけず。すると3番手の奥野が7回廣瀬に昨日のリプレイのような弾丸2ラン、9回には4番手の横山が水久保に2点タイムリーを浴びリードを広げられてしまいます。打線も6回以降は早川のセンター返しを瀬戸西に好捕されるなど、慶應の継投の前に無安打に終わりました。

慶大 - 東大 2回戦
K 000 310 202 8
T 000 030 000 3
K 森田-小林綾-◯渡部淳-生井
T ●西山-小宗-奥野-横山

50安打への道

早川(4年) 本日 3安打 → 通算 5安打
石元(4年) 本日 1安打 → 通算 22安打
大音(3年) 本日 2安打 → 通算 16安打
安田(3年) 本日 1安打 → 通算 7安打
宮崎(2年) 本日 1安打 → 通算 5安打

100奪三振への道

西山(2年) 本日 5奪三振 → 通算 9奪三振
小宗(3年) 本日 2奪三振 → 通算 11奪三振
奥野(3年) 本日 2奪三振 → 通算 8奪三振
横山(4年) 本日 1奪三振 → 通算 7奪三振

先発は井澤と木澤。春に続いての慶應戦先発となった井澤でしたが初回1死から渡部遼をヒットで出すと、リーグ戦初スタメンの廣瀬に弾丸ライナーでレフトスタンドに運ばれる2ランを被弾。2回には四球とエラーで1死1・3塁から宮尾に犠飛を打たれ、3点のリードを許します。
しかしその後のピンチではしぶとく粘り、5回の3四球による2死満塁も橋本典をフルカウントから投ゴロ。6回の2死3塁も切り抜け、先週の法政戦に続き6回3失点と先発の役目を果たします。
井澤の粘投に応えたい打線は2回大音・中井のヒットで2死1・2塁も梅山が3-0から左飛。4回には2死2塁から中井がライト前に運ぶも武隈が本塁憤死。6回の1死1・2塁も後続倒れ、木澤を攻略できないまま降板されてしまうと、2番手小林綾から7・8回と得点圏に走者を置くも得点に繋げられず、9回は生井の前に三者凡退で試合終了。今季初の完封を喫しました。

東大 - 慶大 1回戦
T 000 000 000 0
K 210 000 00X 3
T ●井澤-横山-小宗
K ◯木澤-小林綾-生井

50安打への道

早川(4年) 本日 1安打 → 通算 2安打
石元(4年) 本日 1安打 → 通算 21安打
大音(3年) 本日 1安打 → 通算 14安打
中井(2年) 本日 3安打 → 通算 6安打

100奪三振への道

井澤(2年) 本日 4奪三振 → 通算 17奪三振
横山(4年) 本日 1奪三振 → 通算 6奪三振



続く第2試合のR-M、中川と入江の先発で始まった試合は初回の裏に太田のライトスタンドへの先頭打者ホームランで立教が先制。3回にも三井のレフトポール際に飛び込む2ランでリードを広げます。
中川も3回までは明治打線を無失点に抑え、ここまでは立教のペースも、4回に入り明治の反撃開始。植田の犠飛で1点を返すと、5回には西山・西川のヒットでチャンスを作り丸山の犠飛、さらに植田のセンターオーバーの2点タイムリーで逆転。中川をこの回限りでマウンドから引きずり下ろします。
その後6回表に明治が西川のタイムリーで追加点を挙げ迎えた7回裏、それまで小降りが続いていた雨が一気に強さを増して試合中断。15分ほどで雨は弱まり試合再開も、中断を挟んで回跨ぎの立教4番手宮海が丸山の2点タイムリー3ベースと上田のリーグ戦初となる2ランで4点を失い勝負あり。立教は9回裏に山田がソロを放つも焼け石に水で、明治が今季初勝利を挙げました。

高校野球独自大会・都市対抗予選と無観客だったハマスタがついに観客を受け入れるということで神奈川リーグに行ってきました。余裕を持ったつもりで8時半に家を出たのですが、着いてみるとスロープの下まで続く行列…。ようやくスタンドに入ったときには既に第1試合が始まっていました。
第1試合は横浜商大vs桐蔭横浜大。商大は藤村、桐蔭は片山の左腕対決で始まった試合は2回に桐蔭が森下のタイムリーで先制すると、3回には吉田賢の犠飛で追加点。しかし商大も4回先頭の小田桐がバックスクリーン横に飛び込むソロで反撃の狼煙を挙げると、4回には鷲田のタイムリーで同点に追いつきます。
その後6回に桐蔭が瀬戸のタイムリーで勝ち越して試合は終盤へ。迎えた8回表、商大は簡単に2アウトを奪われるも、小田桐がしぶとくショート後方に落とし、浅賀須田も続いて満塁。野道を迎えて片山はギアを上げるも、決めに来た146km/hがボールと判定されると、フルカンから高めに外れて押し出し、同点…。片山はここで降板し森屋にスイッチも、続く粟田がレフト前に勝ち越しの2点タイムリー!この試合初めて勝ち越した商大は9回にも押し出しと併殺崩れでダメ押しの2点を挙げ、裏を藤村が抑えて完投勝利。終盤に集中力を見せた商大に軍配が上がりました。


続く第2試合は関東学院大vs鶴見大。昨秋優勝の関学は1番国崎と6番大河内が1年生ながらスタメン、一方3年ぶりの1部復帰を果たした鶴見はクリーンナップがすべて佐藤という重厚打線で挑みました。鶴見大の先発は昨秋2部で最優秀投手に輝いた桒野でしたが、関学は2回に松井の2ランで先制すると、4回には黒田タイムリーと松井の犠飛で2点を追加し鶴見を突き放します。
しかし鶴見も5回に細谷の犠飛、6回にはゴロの間に1点を返して詰め寄ると、2番手代田が関学打線の勢いを止め、9回の関学の攻撃もはや2アウト。そして関にフライを打たせ…るも太陽が目に入ったかライトがまさかの落球。チェンジのはずがタイムリーエラーとなると、関学はこの隙を見逃さず冨田2点タイムリー内野安打、押し出し、川端タイムリーと畳みかけてこの回5点を追加。関学先発の嶋田は8回2失点でまとめ、9回は佐取が無失点に抑えて試合終了。関東学院大が優勝校の実力を見せつけました。


最後の第3試合は神奈川工大vs神奈川大、先発は古堀と前田。序盤は毎回3人で攻撃を終える工大に対して神大は得点圏に走者を進め押し気味の展開。しかしあと一本が出ずに得点を逃し続けているうちに、工大は5回熱田が左中間を破る2ベースで出塁すると、早坂のタイムリーで先制点を挙げます。
後半に入ってもバックの堅い守りを背に無失点を続けていた古堀でしたが、8回梶原にフェンス直撃の2ベースを許すと、土井の打ち取った当たりが内野安打となり1死1・2塁…。長打が出れば逆転のピンチを背負うも、後続を二飛遊ゴロに打ち取って無失点!すると直後の攻撃で熱田がこの試合4安打目となるタイムリーを放ち、待望の追加点をもたらします。
心強い援護を受けた古堀はその裏を三者連続三振で締めて完封。神奈川工大が開幕から連勝で単独首位に躍り出ました。

先発は西山と高田孝。春に続いての法政戦先発となった西山でしたが執拗に一二塁間を狙われ続け、村田・佐藤勇・中村迅と3本のライト前タイムリーで2回3失点。その裏に代打を出され降板となります。
3回から平山が登板も、無死1塁から遊ゴロの処理にもたつき併殺を取り損ねると、2死2塁から高田孝に初球タイムリー、さらに1・2塁から岡田悠に被弾…。序盤から苦しい展開になります。
それでも佐藤勇タイムリーで8点差となった直後の4回、武隈が左中間を破って反撃開始。2死3塁から安田が綺麗にセンター前にはじき返すタイムリーで1点を返すと、5回から登板の小宗が法政打線を翻弄して流れを引き寄せます。
しかし高田孝を捕まえきれないまま7回1失点で降板されてしまうと、8回は右足を頭より高く上げる尾崎の前に三者凡退、9回も三浦の前に点が奪えず試合終了。大量失点が響き、勝ちポイントゲットはお預けとなりました。

法大 - 東大 2回戦
H 214 100 101 10
T 000 100 000 1
H ◯高田孝-尾崎-三浦
T ●西山-平山-小宗-横山-奥野

50安打への道

石元(4年) 本日 2安打 → 通算 20安打
武隈(4年) 本日 1安打 → 通算 18安打
大音(3年) 本日 1安打 → 通算 13安打
安田(3年) 本日 2安打 → 通算 6安打
岡(4年) 本日 1安打 → 通算 29安打

100奪三振への道

西山(2年) 本日 1奪三振 → 通算 4奪三振
平山(4年) 本日 2奪三振 → 通算 7奪三振
小宗(3年) 本日 1奪三振 → 通算 9奪三振

真夏の春季リーグ戦から1ヶ月で迎えた秋季リーグ戦。社会人対抗戦からスタメンを変えず、春に続いて開幕投手を任された井澤でしたが2回に羽根2ベースから送られ1死3塁。今までなら前進守備のケースでしたが今回は通常シフトで対応、後続を三ゴロ左飛に打ち取り見事ピンチ脱出!しかし3回にも鈴木2ベースから送られ1死3塁、またも通常シフトで対応も永廣に犠飛を打たれると、2死走者無しから四球と村田タイムリーでさらに失点、2点の先制を許してしまいます。
法政先発鈴木の前に4回まで無得点の打線は5回1死から代打井上慶が三遊間の深いゴロで懸命に走り内野安打をもぎ取ると、代走中井が今年チーム初の盗塁成功。さらに梅山のゴロがエラーを誘って2死1・3塁とチャンスが広がると、投球がバウンドしてダートサークルから出た隙を見逃さず中井生還!その裏暴投で1点を失うものの、井澤は自己最長の6回を投げ3失点と試合を作ります。
そして2点ビハインドのまま迎えた8回、先頭の笠原がこの日初めて外野に抜けるライト前ヒットで出るとすかさず盗塁を決め、水越の二邪飛で判断良くタッチアップし1死3塁。続く石元の打球はレフト正面のライナー、浅めの当たりも笠原はホームに突入、ジャンプしたキャッチャーの下を掻い潜るスライディングでセーフ!好走塁で再び1点差に詰め寄ります。
しかし代わった山下輝に後続を断たれると、その裏四死球とバントで1死2・3塁のピンチ。ここでついに前進守備を解禁も、大柿にライト前に落ちるタイムリーを浴び追加点を許してしまいます。9回も続投の山下輝の前に無得点に終わり、足で得た2点も空しく惜敗に終わりました。

東大 - 法大 1回戦
T 000 010 010 2
H 002 010 01X 4
T ●井澤-小宗-奥野
H ◯鈴木-山下輝

50安打への道

笠原(4年) 本日 1安打 → 通算 24安打
大音(3年) 本日 1安打 → 通算 12安打
井上慶(3年) 本日 1安打 → 通算 6安打

100奪三振への道

井澤(2年) 本日 4奪三振 → 通算 13奪三振



続く第2試合はM-W、予想通り入江と早川の先発で始まった試合はともに最速150超えの投げ合い。しかし早稲田は初回岩本丸山の連続タイムリーで先制すると、5回にも4点を挙げ入江をこの回限りでKO。ベンチを外れた中川卓・蛭間に代わり起用された丸山・野村の活躍で、序盤から大量リードを奪います。
一方の早川は初回西川にヒットを許して以降は走者すら許さない圧巻の投球。球速こそ最速152km/hと抑え目も順調に三振を積み重ね、9回2死までで16奪三振。自身初の完封も目前でしたが、力んだか藤江をこの日初めての四球で歩かせると、初回ヒットの西川にタイムリー2ベースを許し完封消滅…。しかし最後は丸山を三振に仕留めゲームセット、圧巻の17Kで早稲田が開幕戦を制しました。

早大 - 東大
W 103 021 002 9
T 000 000 000 0
W ◯西垣-森田直-田中星-山下-柴田
T ●平山-小宗-横山-井澤-西山

50安打への道

武隈(4年) 本日 1安打 → 通算 17安打
森末(3年) 本日 1安打 → 通算 3安打

100奪三振への道

平山(4年) 本日 2奪三振 → 通算 5奪三振
小宗(3年) 本日 1奪三振 → 通算 8奪三振
横山(4年) 本日 1奪三振 → 通算 5奪三振
井澤(2年) 本日 3奪三振 → 通算 9奪三振
西山(2年) 本日 1奪三振 → 通算 3奪三振