今場所の白鵬のごとく順当に勝ち上がってきた横浜と初の甲子園を目指す横浜創学館の対決、先発は横浜が土屋、創学館が森。横浜は森の立ち上がりを攻め、先頭打者の2塁打の後に犠打とスクイズでそつなく先制。以降も制球が今一つ定まらない森を攻めて小刻みに点をもぎ取っていきます。
しかし創学館もやられるばかりではなく、2回には先発の森が自らタイムリー2塁打で追撃、4点差にされた5回には相手のエラーで1点を返し、一歩も引かない戦いぶりを見せます。なおこの5回のプレーで筒香は交代の憂き目に。
しかし地力に勝る横浜、7回に創学館の2番手・鍛冶を捕らえ、2アウトからの3連打で3点を追加、点差は6点に。そして土屋も後半は丁寧なピッチングに切り替えたようで創学館の反撃を封じ、9回裏の最後の打者・中西の打球も横浜のサード倉本の好送球によりアウト、横浜の優勝が決まりました。
南神奈川大会 決勝 横 111 020 300 8 創 010 010 000 2 横 ○土屋 創 ●森-鍛冶
結果的には本命の横浜が優勝しましたが、しかし当初の予想ほどの圧倒劇ではなかったように思います。横浜が不甲斐ないというより相手がよく戦ったという意味なのですが、準決勝での藤沢西（何とノーシード！）は9点取られた後に3点を返しコールドを免れ、そして今日の創学館もヒットは打たれるも試合は壊さず、ぎりぎりで踏みとどまっていました。もう少し組分けを適切に…という思いはやはりありますが、それでも素晴らしい大会でしょう。十二分に堪能しました。
さて、明日は北神奈川大会決勝、相模-慶應の対決です。どちらとも夏はあまり相性が良くなく、どちらが勝っても歴史的な出来事になることでしょう。実力も拮抗しているように思われますし、良い試合になることを期待しています。
