2008年まとめ(投手編)

予告通り今年を振り返ってみようと思います。去年は打撃編が先でしたが今年は投手編から。
まずは投手陣の投球回数一覧を。春の総イニングは(雨天コールドが無い限り)理論上最少の85回、秋は2勝1分(延長12回)なので114回、計199回の内訳は…

鈴木(3年) … 143.1 = 60.0 + 83.1
前田(2年) … 17.1 = 登板無し + 17.1
西村(3年) … 12.0 = 6.1 + 5.2
安原(2年) … 10.0 = 6.1 + 3.2
岸(4年) … 6.1 = 4.1 + 2.0
揚場皓(2年) … 5.1 + 登板無し
井尻(4年) … 2.1 = 2.1 + 登板無し
白鶴(2年) … 1.1 = 登板無し + 1.1
山下(1年) … 0.2 = 登板無し + 0.2
濱田圭(4年) … 0.1 = 0.1 + 0.0

全体の7割以上のイニングを投げ抜いた鈴木への依存度が改めて浮き彫りとなる結果となりました。重信三宅楠井らが抜けて迎えた今年のシーズン、鈴木が一本立ちしきれていなかったことに前田の想定外の離脱が重なった結果がまさに春の2戦目。正直どうなることかと思いましたが、鈴木は春季後半の4連続完投を経て一皮剥け、そして秋に復帰した前田も第2戦の先発を任され、短いイニングならそれなりに抑えられるようになったことで鈴木の負担も若干ながら減り、結果4年ぶりのシーズン2勝に繋がったのだと思います。
来年は主力の殆どが残るので、現投手陣の底上げが何よりの課題でしょう。鈴木が1・3戦目に頑張ってもらうのは勿論のこと、前田が7回ぐらいまで投げられるようになれば接戦の状態で鈴木に繋ぎ、2戦目を取れる見込みも出てくるでしょう。そこまで来てようやく勝ち点が見えてくるレベルになるのだと思います。それに続くのはやはり西村でしょうか。秋は135km/hほど出るようになっていましたし、四球癖を抑えることで少なくとも去年秋の楠井的な役割は果たせると期待します。
…と、以上の皮算用はすべて鈴木が今年以上に投げられるという前提の下でのこと。今年の酷使っぷりは心配ではありますが、先代の背番号17のような事態は避けてほしいところです。