終業後に日米大学野球選手権を見てきました。ここまで2勝2敗のタイ、この試合に勝った方が優勝という大一番でしたが、出発が遅れたために到着した時点で既に9回表のUSAの攻撃が始まるところでした。4-4の同点という緊迫した場面で菅野がマウンドに上がっていましたが、連打後のバント処理がエラーとなり勝ち越しを許し、更にタイムリーと犠飛で計3点を勝ち越される苦しい展開。その裏の日本の攻撃もはや2アウト1塁と絶体絶命でしたが、ここで日本が壮絶な粘りを見せました。伊志嶺が四球で歩くと加藤がタイムリー3ベースで1点差に追い上げ、続く中原が代わったSonny GRAYの初球を叩き同点タイムリー!そのまま試合は延長戦に突入します。
日本は10回から野村が登板。10回表に2四球とパスボールによる1死1・3塁のピンチを凌ぐと、11回表は快調に三者凡退。そして11回裏、先頭の小池が15球粘って四球で出塁もバント失敗で得点圏に進めることが出来ずに2死。引き分けの予感も徐々に濃くなってきていましたが、その結末は突然でした。加藤の打席中に投じた牽制球が逸れて小池が3塁に進み、加藤の打球はショートゴロも何とお手玉。小池が一気に本塁を駆け抜け、サヨナラ勝ちで日本の優勝が決まりました。

大会のMVPは亜細亜大の中原、敢闘賞はフロリダ州立大のTyler HOLT。
3時間55分もの激闘で、終了時刻は22時の直前。3点を勝ち越され、その裏の1死1塁の場面で亀谷がショートゴロを打った瞬間にUSAのメンバーは勝利を確信してベンチを飛び出しかけていましたが、まさに野球は9回2アウトからという言葉を再確認した試合でした。生で見ることができたのは最後の3イニングだけでしたが、わざわざ家と逆方面に向かった甲斐は十分にあったと思います。改めておめでとうございます。