春のチーム打率は.174、秋のチーム打率は.169と、それぞれ去年より2分ほど降下。一層の成長を期待された内海・田中淳が伸び悩み、高橋・古垣が卒業した穴を埋めきれなかったことが主因でしょうか。2人とも守備では多大な貢献を見せていることに全く異論はありませんが、内海は度重なるコンバート、田中淳は若い投手陣を盛りたてることの負担があったもかもしれません。そしてチーム全体としても年間ホームラン0は実に21年ぶり。球場が広くなったこともなり仕方ない面もありますが…
ともかく現主軸の潜在能力の高さは折り紙つき、谷沢氏がコーチに就任したこともあり、来年の打線については相当期待が持てると言ってよいでしょう。春の最低目標はチーム打率2割とホームラン2本ということで。
50安打への道 2010年総集編
最多安打は鬼原と岩崎の15安打、ともに春7安打の秋8安打というシンクロっぷりです。続いて高山が13安打、堀口12安打、舘・田中淳11安打、内海10安打と、2桁安打は昨年から1人増えて7人。高山が秋に12安打とブレイクした一方で、舘の秋季の不振は残念。しかし斎藤から放った勝ち越しタイムリーはまさに値千金でした。
最多打点は田中淳の5、最多盗塁は高山の2、首位打者は.200の岩崎（高山が.241も規定打席に届かず）。
以下にヒットを放った全選手を。
岩崎 （3年） 今年 15(=7+8)安打 → 通算 40安打 (1HR)
鬼原 （4年） 今年 15(=7+8)安打 → 通算 37安打 (1HR)
高山 （3年） 今年 13(=1+12)安打 → 通算 13安打
堀口 （4年） 今年 12(=5+7)安打 → 通算 24安打
田中淳（3年） 今年 11(=6+5)安打 → 通算 22安打
舘 （2年） 今年 11(=9+2)安打 → 通算 11安打
内海 （3年） 今年 10(=5+5)安打 → 通算 31安打
山越 （3年） 今年 8(=7+1)安打 → 通算 8安打
山本幸（2年） 今年 5(=2+3)安打 → 通算 5安打
前田 （4年） 今年 2(=0+2)安打 → 通算 5安打
久岡 （4年） 今年 2(=2+0)安打 → 通算 2安打
宮田 （4年） 今年 1(=0+1)安打 → 通算 1安打
香取 （2年） 今年 1(=1+0)安打 → 通算 1安打
岩瀬 （2年） 今年 1(=1+0)安打 → 通算 1安打
鈴木 （1年） 今年 1(=0+1)安打 → 通算 1安打
岩崎は3年終了時点で40安打の大台に。50安打はもはや通過点、小原以来の60安打も十分射程圏内です。内海も50安打は十分に狙える位置で、升岡・荻田以来の50安打コンビを目指して頑張ってほしい次第です。
一方で宮田は1安打で卒業。しかしその1本は秋の最終戦、9回2死から放ったもの。一生忘れない一打になることでしょう。中途入部からの4年間、お疲れさまでした！
