まずは無事にこの開幕の日を迎えられたことに感謝します。
試合開始時間が早まり入場式も9:15からとなったことで、いつもの平日と変わらない時間に家を出て神宮へ。入場式の始まる前に、今年から新設されたファミリーシートを接写してきました。
 
椅子の色がオレンジなのはPontaの色がそうだからなのでしょうが、どうしても某野球チームを連想せずにはいられません。もちろん法政のことですよ!値段は2人席が3000円、4人席が6000円、5人席が7500円。定員ぴったりだと1人頭1500円で、(NICOSのサービスが終了した今)通常の内野席が1100円であることを考えると、かなりリーズナブルな印象です。とは言え1人では意味が無いので、ぜひ同行者を募りたいところ。
程なく入場式が始まりましたが、バックスクリーンは文字のみの表示で入場式の模様は映らず。他にもベンチ入りメンバー・バットフォーエバー・校歌歌詞の表示も無かったので、これも節電の一貫なのでしょう。そして試合開始。
先発は鈴木と大野健。スタメンは 6岩崎 4内海 5成瀬 8高山 2田中淳 9永井 7山下 1鈴木 3舘 で、鬼原・堀口の抜けた穴を永井・山下で埋め、複数人で争っていたサードのポジションには成瀬が収まった格好。
注目の鈴木の立ち上がりでしたが、昨季の丁寧なピッチングはそのままで、1・2回を無失点と順調な出だし。しかし3回、市丸・佐々木にヒットを浴び1死1・3塁のピンチ。佐々木の盗塁を刺して2死3塁まで漕ぎ着けたものの、佐野の詰まったような当たりは舘の後方、ライン際に落ちるタイムリー…。4回には土生のヒット、渡辺侑のファーストゴロを舘が弾いて迎えた1死1・3塁のピンチに、江塚に左中間を破る2点タイムリーを打たれ3点差に。やはり入念な対策がなされ、打てる球を見極めて叩くということが徹底されているようでした。
それでも鈴木は丁寧なピッチングを続け、崩れずに踏みとどまりました。7回に3安打を集中されさらに1点を失うも、ついに四死球を出すこと無く最後まで完投。球数も昨秋勝利したときの147球に比べて今回は125球であり、安定感で言えば今回の方が上であるようにも感じられました。
一方で谷沢コーチによる指導の成果が問われた打線。初回先頭の岩崎が早速センター前に運んで期待を抱かせるも、直後に盗塁死。その後も単打は出るものの後が続かず、無得点のまま最終回へ。永井・山下のヒット、舘の死球で2死満塁として一発が出れば同点という状況まで持ち込むも、最後は岩崎がフルカウントから見逃し三振に倒れてゲームセット。

早大 - 東大 1回戦
W 001 200 100 4
T 000 000 000 0
W ○大野健
T ●鈴木

大野健はリーグ戦初先発で完封勝利。爽快さはあまり無いものの球が適度に散らかり、特に左打者は捕らえづらかったのかもしれません。これで春季開幕戦は5年連続の完封負け。過去4年間に比べれば今回が一番試合になっていたとは言えるでしょうが、これで満足できるはずもなく。まずは春季6年ぶりの勝利、そして勝ち点・最下位脱出を目指してほしい次第です。

50安打への道

岩崎(4年) 本日 1安打 → 通算 41安打
内海(4年) 本日 1安打 → 通算 32安打
田中淳(4年) 本日 1安打 → 通算 23安打
永井(3年) 本日 2安打 → 通算 2安打 (NEW!)
山下(4年) 本日 1安打 → 通算 1安打 (NEW!)
舘(3年) 本日 1安打 → 通算 12安打

初スタメンの永井・山下が初ヒット。2人とも雨もパラつき風も強い悪条件の中でよく守り、特に永井は好プレーを連発。現野手陣の大半が抜ける来年、中軸としての活躍が期待できそうです。同じく初スタメンの成瀬もヒットこそ出なかったものの最終回に好守を見せましたし、こちらも明日以降に期待。
その裏で舘は安打・振り逃げ死球2で4打席4出塁。ちなみに出塁率の定義は(安打+四死球)/(打数+四死球犠飛)なので、出塁率は10割ではなく0.750になります。振り逃げで出塁したことで出塁率が下がるという現象、よくよく考えると面白いですね。