折角の東京ドームの試合で多田野が予告先発ということで観に行ってきました。奇しくもメンズデーのためチケットが半額となり、2500円の指定Bを1250円という珍しい値段で購入。割引のためかチケット売り場は長蛇の列で、試合開始の頃に後楽園に着いたにも関わらず入場時には既に2回が終了していました。
試合は初回に日ハムが中田のタイムリーで先制も、多田野とグライシンガーの両先発がテンポ良く投げ、1時間10分足らずで5回終了というかなりのハイペース。それまで多田野は無失点に抑えていたものの、6回先頭の岡田を内野安打で塁に出すと、角中が送り、そして根元にライト前タイムリーを浴び同点に。結局7回を1失点、球数は66球とまだ余裕がありそうでしたがここでお役御免となりました。
多田野の好投に応えたい日ハム打線は7回、先頭の稲葉がもう少しでホームランというフェンス直撃の3ベースで無死3塁の大チャンス。しかし後続が遊ゴロ・見逃し三振・三ゴロでランナーを返せず、直後に多田野が降板したことで、多田野の勝ちが無くなりました。多田野の後を受けての2番手は宮西。しかし1死から岡田を死球で出すと、角中のエンドランが見事に決まり1・3塁。このチャンスにまたも根元がセンター前タイムリーで勝ち越し。
日ハムが継投に入る一方でロッテはグライシンガーが投げ続けていましたが、勝ち越し直後の8回裏、1死から田中が今日4本目のヒット、続く小谷野がエンドランのお返しで1死1・3塁となり、ここで中後に交代。東京ドームでの中後といえばどうしても 壮行試合での一人相撲&監督の説教 を思い出してしまうのですが、本人もその苦い思い出が残っていたのか、糸井先輩を追い込みながらぶつけてしまい交代。満塁となりピンチ拡大も、ここで代わった3番手の益田が見事な火消し。中田を捕邪飛、稲葉を遊ゴロに仕留めてピンチを脱出します。最終回は薮田が3人で締め、ロッテが接戦を制しました。

多田野の投球を生で観るのは大学以来実に10年ぶりでしたが、その時とタイプは変われど見事な投球でした。明日に控えた自身の誕生日を白星で飾れなかったのは残念でしたが、ケッペルを故障で欠くなかの好投で、今後も出番は大いにあることでしょう。ヤクルトとの交流戦、神宮での投球が観られることを期待しています。