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勝った方が神宮大会出場、センバツも当確となる秋季都大会決勝。二松学舎大附属と関東一の対戦は序盤から荒れる展開になりました。先攻の二松は初回、関東一の先発羽毛田を攻め、ヒットに野選からの送りバントで1死2・3塁とすると、小峯のセンター前タイムリーで先制。しかしその裏、関東一は二松先発大黒の制球難につけ込み、1死1・3塁から山口が犠飛、さらに盗塁で2死2塁となって遊ゴロ送球エラーで逆転。
2回以後も得点を入れ合うシーソーゲームの展開に。二松はショートの竹原が3エラー（うち1つは酷な判定でしたが）、関東一はセンターの熊井がシングルヒット性の当たり2つを目測を誤って連続3ベースにし失点を招いてしまいましたが、ともに自分のバットで取り返し、6-6の同点となって試合は終盤に入ります。
荒れた展開も二松が阿部に、関東一が岸田に継投してからは落ち着きを取り戻してゼロが並ぶようになり、迎えた9回表の二松の攻撃。1死から竹原レフト前に小峯四球、ここで牽制悪送球で竹原が進塁し、1死1・3塁と絶好の勝ち越し機を迎えます。秦は空振り三振も宮本四球で2死満塁、続く鈴木に対してもフルカウント。運命の一球は内野に高く舞い上がり、サード伊藤がキャッチ。ピンチを脱し、そのまま試合は延長戦へ。
10回表の二松は三者凡退。その裏の関東一もはや2アウト、11回突入か…というところで伊藤が四球を選び、盗塁して一打サヨナラのチャンス。打席には4番の山口、鋭く振り抜いた打球はライト線際に落ち、伊藤が歓喜のホームイン！劇的なサヨナラ勝ちで関東一が優勝を決めました。

二松は関東一の倍以上の13安打を放つも、4エラー10四死球が響き、夏 に引き続きまたも準優勝。センバツの枠を関東5校目と争うことになりました。延長1点差とはいえこの内容では正直微妙なところですが、関東一か白鴎大足利が神宮枠を持ってくれば万事解決。神宮大会での両校に期待したいですね。