あまりドームの有難みを感じない冷夏ですが、今年も都市対抗の時期がやってきました。今年は都市対抗第90回&JABA70周年の記念すべき年ということで、新曲「我街(われら)の誇り」が入場行進曲に使われ、藤原歌劇団による斉唱も披露。長く親しまれる歌になってほしいですね!
 

開幕戦のカードはきらやか銀行vsパナソニック。小島と榎本の先発で始まった試合は互いにノーヒットで迎えた3回裏、先頭の三上が四球で出ると、2死2塁から諸永がライト前に弾き返しパナが先制。援護を受けた榎本は5回まできらやか打線をサクサクと無安打で抑え、パナペースで試合は進みます。
しかし小島は5回裏の無死1塁をゲッツーで凌ぐと、直後の攻撃で2死から篠川がセンター前にチーム初ヒット。続く長谷川四球で1・2塁も、建部が右飛に倒れ無得点。裏のピンチを塚本への継投で乗り切り、7・8回と連続で2死1・3塁のチャンスを作るも、後続が倒れ追いつけず…。9回は藤井聖の前に三者凡退に終わり、虎の子の1点を守りきったパナソニックが勝利。3年前のリベンジを果たしました。


続いては日本通運vsJR東海。JRの先発戸田は初回先頭の小泉に遊ゴロを打たせるも、吉田有がファンブル…。さらに盗塁悪送球で無死3塁のピンチを背負いますが、後続を連続三振とニゴロで凌ぐと、その裏日通先発の高山から先頭長曽我部が四球で出塁、2死3塁から池田が一二塁間を破るタイムリーでJRが先制。4回にも日通2番手の阿部から長曽我部がセンター前に落ちるタイムリーを放ち追加点を挙げます。
JRの打線の勢いは止まらず、6回までに10安打を放つも、日通は必死のマシンガン継投でさらなる失点を阻止。しかし戸田も尻上がりに調子を挙げて三振を量産、気づけばノーヒットのまま8回へ。高橋大槻の代打攻勢を連続三振で退け、ノーノーまであと4人まで迫りますが、続く諸見里がレフトスタンド最前列に飛び込む大会第1号ホームラン!大記録を阻止し、さらに木南四球で同点の走者が出るも、ここで代わった喜久川が火消しに成功し、9回も抑えて逃げ切り。第1試合に続いて増枠組が勝利を収めました。